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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鍼灸院と助産院が一つに 母と子の安心をサポート
はりきゅう院 和~やわらぎ/和~やわらぎ助産院 院長 阿部さつき

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 神戸市東灘区のはりきゅう院 和〜やわらぎさんにお邪魔しています。今年2022年2月には和〜やわらぎ助産院も開院されたとか! まず、阿部院長の歩みからお聞かせください。
 
阿部 中学生の時は養護教諭になりたかったんです。でも、当時は就職難ということもあって悩んでいた時に、高校の実習でお産に立ち会わせていただく機会があり、その時に助産師になることを決意しました。その際は、涙が出るほど感動したのを覚えています。高校卒業後は専攻科で看護師の免許を取った後に進学して保健師、助産師の免許も取得し、それからは助産師として大学病院や総合病院の産婦人科などに勤務しました。
 
今岡 鍼灸院を立ち上げることになった経緯も気になります。開院したのはいつ頃だったのでしょう。
 
阿部 2020年6月です。もともと東洋医学や代替医療にすごく興味があり、専門学校に3年通って鍼灸師の免許を取りました。でも、クリニックや病院に勤めているといろいろ制約があり、鍼灸の技術をなかなか発揮できないんです。そんな中、ちょうどコロナ禍に見舞われたのが大きな転機になりました。この街周辺も人が外を出歩かなくなり、静まり返った雰囲気が阪神淡路大震災の時と似ていました。そんな状況下で社会的に弱者である女性やお子様が気軽に行ける場所をつくりたいと思い、主に産前産後の方に通っていただける鍼灸院を開院した次第です。
 
今岡 そういう経緯があったんですね。お母さんたちの反応はいかがでしたか?
 
阿部 開院当初は「ここがあってよかった」という声が多かったです。この院を選んだ理由を尋ねると、特に妊婦さんや産後の方からは、ほぼ「助産師さんが鍼灸師だから安心しておまかせできる」という答えが返ってきますね。
 
今岡 助産師さんだと、女性ならではの不安にも寄り添ってくれそうです。今後の目標は?
 
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阿部 助産院と鍼灸院を一緒にすることで、女性の皆様、お母様方やお子様方が一生来られる「かかりつけ院」にしたいです。体の不調が良くなるだけでなく、「話を聞いてもらえる」「心が軽くなる」「ここに来れば何とかなる」「何か力をもらえた!」そんな風に思ってもらえたら嬉しいですね。
 
今岡 こんな時代だからこそ、人とのつながりが大切だと私も最近よく思うんです。今後も阿部院長の取り組みで、多くの女性や子どもたちが安らぎを感じられるようになることを期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
やりたい職業に就くことができても決していい時ばかりではありません。それをマイナスととらえず将来への準備、投資と考え行動することが、活き生き(いきいき)と仕事をする=楽しむということだと思います。患者様を笑顔にするには、まず自分が心身とも健康で楽しまないと!
(阿部さつき)
 

:: 店舗情報 ::

はりきゅう院 和~やわらぎ/和~やわらぎ助産院

〒658-0016 兵庫県神戸市東灘区本山中町1-1-17

ホームページ
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