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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統のつけダレが自慢 独自の焼肉道を極める!
焼肉ホルモン ムサシ 店長 大久保考規

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 JR京橋駅から徒歩7分ほどのところにお店を構える、焼肉ホルモン ムサシさん。大久保店長はもともと、“つけダレ発祥の店”とよばれる焼肉店で修業なさっていたそうですね。
 
大久保 そうなんですよ。そのお店で17年間働き、そのうち15年間は店長として勉強させていただきました。ただ、お店がコロナ禍の影響などで立ち行かなくなってしまったんです。「それなら私が伝統の味を継承しよう」と、当店を立ち上げることに決めました。
 
畑山 お世話になった焼肉店の味を引き継いでの独立は、プレッシャーもあったかと思います。修業していたお店への思い入れの強さがうかがえますよ。
 
大久保 特にそこで学んだつけダレの味は途絶えさせたくありませんでした。というのも、つけダレはお客様への愛情から生まれたものだからです。以前は七輪で焼いた熱々の肉を頬張り、火傷をしてしまう人が多かったそうで、それを防ぐために考えられたのが肉をタレにつけ、冷ましてから食べることのできるつけダレでした。そんな優しさから生まれた伝統の味をこれからも広めていきたかったんですよね。
 
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畑山 今でこそつけダレは一般的ではあるものの、誕生の裏側にはそんな心温まるエピソードがあったんだなあ。それを大事にしている大久保店長も、優しい心の持ち主だと思います。それでは、ムサシさんのお店づくりのこだわりをお聞かせください。
 
大久保 どなたでも過ごしやすい空間づくりにこだわっておりまして、お一人様でも入店しやすいようにカウンター席を設けております。2階には完全個室もご用意しているので、ご家族やご友人同士、水入らずで楽しむことができますよ。
 
畑山 最近は一人焼肉を楽しみたい人が増えているとは聞くものの、いざ一人で焼肉店に入ろうとすると気が引けてしまいますよね。その気持ちに配慮したお店づくりはありがたいですよ。気になるメニューについてもうかがいましょう。「ムサシセット」とはどんなものですか?