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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

24時間年中無休で対応! ニーズに応える訪問介護
SEI合同会社 管理者 窪田成吾

 
プロフィール 母がデイサービスを運営していたため、学生時代から手伝いをするように。20歳のときに、大規模な介護施設に就職。介護士としての経験を積むも、職場でのいじめに悩まされる。自分と同じ思いをほかの人にさせたくないという気持ちから、2021年にSEI(同)を設立。スタッフとの信頼関係を構築しながら、利用者とその家族に寄り添った訪問介護を提供している。【ホームページ
 
 
 
千葉県柏市で訪問介護を手がけるSEI(エスイーアイ)合同会社。管理者の窪田成吾氏は市内で最年少の介護事業所経営者だ。いじめやパワハラが横行する業界で辛酸をなめてきた窪田氏は、「絶対にスタッフを怒らない。何があっても自分が守る」と宣言。風通しのいい職場環境と市内で最も高い給料でスタッフを厚遇し、利用者とその家族に満足のいくサービスを提供し続けている。そんな窪田氏が見据えるのは、介護業界の変革だ。
 
 
 

市内最年少で訪問介護事業を立ち上げ

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 千葉県柏市で訪問介護を手がけるSEI合同会社さん。とても若々しい窪田さんのご経歴が気になります。ぜひ、詳しいプロフィールを教えていただけますか。
 
窪田 もともと母がフランチャイズのデイサービスを開業し、私もアルバイト感覚で高校生の頃から手伝っていたんですよ。慣れた仕事に就いたほうがいいと思った私は、20歳のときから職員が300名もいる大規模な介護施設に勤務しまして。ところが、そこは職員同士のパワハラが横行する厳しい環境でした。私も散々いじめられたり怒鳴られたりしましたよ。しかも、上司や管理者はそのことに気付いてくれなかったんです。
 
矢部 ストレスが溜まる介護業界は、そういう問題が多いと私も聞いたことがあります。
 
窪田 そうなんです。ところが「上の人が何もしてくれない」と口にする私を、両親は「まず、自分が同じ立場になってみろ」と励ましてくれました。この言葉に発奮した私は昨年2021年の夏に弊社を創業したんです。22歳で訪問介護を手がける経営者は柏市で最年少なんですよ。
 
矢部 若いと思っていましたが22歳とは。その年齢に似合わない落ち着いた発言と抜群の行動力にも驚きました! それでは、SEI合同会社さんならではの特徴をお聞かせください。
 
窪田 訪問介護は、できることとできないことが法律で定められています。弊社は、介護保険ではできないことでも提供できるよう自費サービスも導入しているんです。ただ、それだけでは利用者様の金銭的な負担が増えますよね。ですから保険によるお支払いでも、法律に縛られないギリギリのところまで柔軟に対応する。これが私たちのモットーです。