市内最年少で訪問介護事業を立ち上げ

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
窪田 もともと母がフランチャイズのデイサービスを開業し、私もアルバイト感覚で高校生の頃から手伝っていたんですよ。慣れた仕事に就いたほうがいいと思った私は、20歳のときから職員が300名もいる大規模な介護施設に勤務しまして。ところが、そこは職員同士のパワハラが横行する厳しい環境でした。私も散々いじめられたり怒鳴られたりしましたよ。しかも、上司や管理者はそのことに気付いてくれなかったんです。
矢部 ストレスが溜まる介護業界は、そういう問題が多いと私も聞いたことがあります。
窪田 そうなんです。ところが「上の人が何もしてくれない」と口にする私を、両親は「まず、自分が同じ立場になってみろ」と励ましてくれました。この言葉に発奮した私は昨年2021年の夏に弊社を創業したんです。22歳で訪問介護を手がける経営者は柏市で最年少なんですよ。
矢部 若いと思っていましたが22歳とは。その年齢に似合わない落ち着いた発言と抜群の行動力にも驚きました! それでは、SEI合同会社さんならではの特徴をお聞かせください。
窪田 訪問介護は、できることとできないことが法律で定められています。弊社は、介護保険ではできないことでも提供できるよう自費サービスも導入しているんです。ただ、それだけでは利用者様の金銭的な負担が増えますよね。ですから保険によるお支払いでも、法律に縛られないギリギリのところまで柔軟に対応する。これが私たちのモットーです。