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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

複雑化するスマホ利用を オーダーメイドでサポート
株式会社SpecDesign 代表取締役 吉田大輝

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 スマートフォンや携帯電話などの購入に関するサポートを中心に、幅広い業務を手がける株式会社SpecDesign(スペックデザイン)さん。吉田社長はもともと、電器店で大手キャリア携帯販売に携わってきたとうかがっています。これまでの歩みから詳しく聞かせてください。
 
吉田 はい、そもそも携帯の販売に関わったのは、高校卒業後に働いていたアルバイト先で、当時の職場の仲間から「秋葉原の電器店で働いてみない?」と声をかけられたのがきっかけでした。その誘いに乗った私は、大手の家電量販店で携帯販売をすることになったんです。
 
矢部 秋葉原はサブカルチャーの聖地とも言われていますよね。いわゆるアキバ的な雰囲気がお好きだったんですか?
 
吉田 そうなんです。「アキバで働ける!」と一も二もなく引き受けてしまいました(笑)。仕事については右も左もわからない状態でしたが、大好きな秋葉原で働ける点と、お客様のニーズに応えるべく、さまざまな携帯電話をおすすめするのは自分に合っていたと思います。一方で、販売できるのが特定の携帯キャリアだけという縛りがあったので、本当に役立つサービスや機種を提案できない部分にもどかしさを感じてもいました。そこで約4年間働いた22歳の頃に一念発起して、営業代行という形で携帯の販売を手がける会社をスタートしました。
 
矢部 お客さんのさまざまなニーズに応えたいという思いがあって、独立なされたと。
 
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吉田 はい。ところが、コロナ禍という予想外の事態が起こってしまったため、営業代行の事業はストップしました。その代わりに、私の地元である千葉を拠点にして、地域の皆様とのご縁を大事にしながらサービスができないかを模索したんです。結果として、携帯をただ販売するのではなく、携帯やスマートフォンの契約や利用に関するサポートに特化した事業を展開すべく、新たに事業をスタートしました。
 
矢部 もはやスマートフォンは、私たちの生活になくてはならない存在。それなのに、一つのキャリアだけでも複雑な料金プランが複数あるし、利用できる機種もさまざまです。よくわからない部分も多くて、困っている方は多いのではないでしょうか。私もその一人ですし、私たちの親世代になるともっと多いはずです。