新システムへの移行支援
顧客企業の成長を促す
“オフコン時代”からエンジニアとして活躍

神舘 そうですね。例えば現在弊社が手がけている、ある物流会社様の倉庫管理システムの改修には1年以上費やしています。クライアント様の事業内容を隅々まで把握し、すべてシステムに反映させるにはどうしても時間がかかるものです。そのうえ、60年近く前に開発されたCOBOLを扱える現役のエンジニアは、決して多くありません。ですから私自身も現在、エンジニアとして現場で作業に当たっているんですよ。
タージン 業界でも貴重な存在なんですね。神舘社長は、いつ頃からプログラミングにご興味を?
神舘 高校生の頃に初めてプログラミングに触れましてね。授業でプログラムを組むことになったものの、わけがわからず苦労しました。そんな私の横で、クラスメートがあっという間に完成させてしまったんですよ(笑)。負けず嫌いな私はそれを機に専門学校でプログラミングやシステム構築技法を学び、卒業後に就職した会社で、汎用機やオフコンのシステムを開発するエンジニアとしてプログラミングやシステム開発の基礎を磨きました。その後、NECの子会社からお誘いをいただき、それから30年にわたって、一般企業向けの業務用ソフトウェア開発を担当してきたんですよ。

神舘 定年を間近に控えた57歳のとき、このまま会社員として退職するのではなく起業して実績を残したいと考えたんです。そして個人事業主として2018年に独立し、2020年に株式会社MTCシステムクリエイトとして法人化しました。
タージン そのチャレンジ精神が素晴らしいです。ところで、現在はさまざまなパッケージソフトウェアがありますよね。例えば市販のパッケージを導入することで新しいシステムへの切り替えを実践している企業も少なくないのでは?