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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新システムへの移行支援 顧客企業の成長を促す
株式会社MTCシステムクリエイト 代表取締役 神舘秀明

 
プロフィール 兵庫県出身。高校の授業で初めてプログラミングに触れ、高校卒業後、専門学校でシステム開発を学ぶ。社会人第一歩目はコンピュータシステム関連会社で、汎用機やオフィスコンピュータのシステムエンジニアリングを担当。NECの子会社に転職後は約30年にわたり、一般企業向けの業務用ソフトウェア開発に従事した。2018年に個人事業主として独立し、2020年、(株)MTCシステムクリエイトとして法人化。【ホームページ
 
 
 
COBOL(コボル)など“昔”のプログラミング言語で組まれたシステムを最新のコンピュータに移行し、クライアント企業の過去のデータを守りながら業務効率化を支援する。この特殊な事業を手がけているのが、株式会社MTC(エムティーシー)システムクリエイトだ。市販のパッケージソフトでは成し得ない、顧客のニーズに過不足なく応えるオーダーメイドのシステムづくりについて、神舘秀明代表取締役に語ってもらった。
 
 
 

COBOL言語系のシステムを改修

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 大阪府門真市に拠点を置く株式会社MTCシステムクリエイトさん。システム開発・補修・移行サービスを手がけているそうですね。
 
神舘 ええ。弊社はCOBOLというプログラミング言語が用いられたシステムに対する開発や改修を行っています。COBOLは1959年に開発されたプログラミング言語で、1990年代頃まで生産されていた、いわゆるオフィスコンピュータなどではこのCOBOLが使われていました。ただ、Windowsが主流となった今の時代にも、オフコンを使い続けている企業は多いんですよ。
 
タージン つまり、COBOLのような“古い”プログラミング言語で組まれたシステムを使っている企業が少なくないと。ただ、以前のシステムにはその会社における重大なデータも多く含まれているでしょうし、なかなか新システムに移行するのは難しそうです。
 
神舘 そこで弊社はCOBOL言語系が使われたシステムを、Windowsをはじめとした新しいコンピュータに移し替え、クライアント様の大切な資産を守るお手伝いをしているんですよ。もちろん、システムを移行する前にはプログラムをしっかりと精査し、必要・不必要なデータを振り分け、新たな機能を搭載するなどして、システムそのもののブラッシュアップも行っています。