COBOL(コボル)など“昔”のプログラミング言語で組まれたシステムを最新のコンピュータに移行し、クライアント企業の過去のデータを守りながら業務効率化を支援する。この特殊な事業を手がけているのが、株式会社MTC(エムティーシー)システムクリエイトだ。市販のパッケージソフトでは成し得ない、顧客のニーズに過不足なく応えるオーダーメイドのシステムづくりについて、神舘秀明代表取締役に語ってもらった。
COBOL言語系のシステムを改修

インタビュアー タージン(タレント)
神舘 ええ。弊社はCOBOLというプログラミング言語が用いられたシステムに対する開発や改修を行っています。COBOLは1959年に開発されたプログラミング言語で、1990年代頃まで生産されていた、いわゆるオフィスコンピュータなどではこのCOBOLが使われていました。ただ、Windowsが主流となった今の時代にも、オフコンを使い続けている企業は多いんですよ。
タージン つまり、COBOLのような“古い”プログラミング言語で組まれたシステムを使っている企業が少なくないと。ただ、以前のシステムにはその会社における重大なデータも多く含まれているでしょうし、なかなか新システムに移行するのは難しそうです。
神舘 そこで弊社はCOBOL言語系が使われたシステムを、Windowsをはじめとした新しいコンピュータに移し替え、クライアント様の大切な資産を守るお手伝いをしているんですよ。もちろん、システムを移行する前にはプログラムをしっかりと精査し、必要・不必要なデータを振り分け、新たな機能を搭載するなどして、システムそのもののブラッシュアップも行っています。