子どもたちの翼を育む
バスケットボール教室

杉山 子どもたちが何かしら成長したと感じた瞬間を、見逃さないようにすることですね。彼らの動きを見ていると、例えばドリブルやシュートなどが以前より明らかにうまくなったとわかるときがあるんですよ。その成長に至る過程で、どこをどう頑張ったから良くなったのかを、しっかりと言葉で伝えるようにしています。そしてその成功体験は、バスケだけでなく、ほかのどんな取り組みにも通じるものなのだと伝えるようにしているんです。
水野 得た技術そのものではなく、それを得るまでの過程でどう感じたか、何を学んだのかが大事なわけですね。杉山代表がやりがいを感じるのはどんなときなのかも、ぜひ教えてください。
杉山 スクールを卒業していった子どもたちが、高校生や大学生になったのちに、「Wing Raiseで学んでよかった」「あのときコーチが話していた言葉が、今になってわかった」といった言葉をくれたときは、本当に嬉しく感じますね。チームでレギュラーになれたとか、大会で優勝できたという報告も、もちろん嬉しいです。でもそれ以上に、人間的な成長を感じられる言葉をもらえた喜びは何よりも大きいんですよ。
水野 紆余曲折の経験をしてきた杉山代表だからこそ伝えられる思いなのでしょうし、子どもたちの指導者としてすごく向いているように感じますよ! そんな杉山代表が、今後の活動の中で取り組んでいきたい目標はなんでしょうか。

水野 杉山代表の熱意あるお話をうかがって、私もバスケ好きの一人として、とても胸が熱くなりました。これからも多くの子どもたちにバスケの楽しさを広め、静岡県内だけでなく日本のバスケットボール界を盛り上げていってほしいですね!
「仕事を楽しむ」とは‥
何事も一生懸命、本気で取り組むことですね。全力で駆け抜けたその先に見えてくるのが、本当の楽しさだと思います。
(杉山直也)