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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一生の恩人に報いるため 電気工事で人々を幸せに
オカダ電器 代表 諏訪泰三

 
プロフィール 大阪府出身。20歳のときに父が他界し、学費や生活費をすべて自ら工面して大学へ通った。卒業後は大手商社に就職するも、トラブルから多額の借金を背負い退職を余儀なくされる。そんな中、電気工事店を営む岡田氏に出会い電気工事の技術を習得。その2年後に店を承継し、屋号に恩人の名を冠したオカダ電器として独立。電気工事全般に加え水回りリフォームなど、幅広い施工を展開している。【ホームページ
 
 
 
電気工事全般からリフォーム工事まで、幅広い施工を手がけるオカダ電器。代表の諏訪泰三氏は借金を背負わされ窮地に陥った際、自らの電気工事店に迎え入れ電気工事のノウハウを施してくれたという岡田氏に報いるため独立。屋号も恩人の名を冠している。そんな諏訪代表が思う、岡田氏への恩返しは「少しでも多く税金を払い社会に還元すること」。同じ思いを持つ仲間と共感の輪を拡げ、世の中をより良くしたいと熱く語ってくれた。
 
 
 

幼い頃に身に付けた「やればできる」の精神

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 大阪府守口市で電気工事全般を手がけるオカダ電器さん。諏訪代表には、忘れられない幼い頃の出来事があるそうですね。
 
諏訪 そうなんですよ。子どもの頃に弟と二人で家出したことがあり、深夜3時にコインランドリーで洗濯をしようとしたらお金が足りなくなってしまいまして。私自身はとにかく弟のために何とかしたいと思い、新聞配達をしていた通りすがりのお兄さんに必死に頭を下げて、お金を貸していただきました。その際、切実で真剣な思いは相手に届くことや、諦めなければ何事も乗り越えられることを強く感じまして、この経験は大人になった今でも私の励みになっているんですよ。辛いことがあるといつも「あのとき弟を助けることができたのだから、今回も乗り越えられる」と、自らを奮い立たせています。
 
今岡 何事もその気になればやり遂げられるのだという思いは、きっと諏訪代表がこの業界で独立する際にも背中を押したのでしょうね。
 
諏訪 ただ、私の独立を直接的に後押ししたのは、ある恩師の存在なんですよ。
 
今岡 諏訪代表がどんな方と出会ってオカダ電器さんを開業するに至ったのか、気になります。
 
 
 
 

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