幼い頃に身に付けた「やればできる」の精神

インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
諏訪 そうなんですよ。子どもの頃に弟と二人で家出したことがあり、深夜3時にコインランドリーで洗濯をしようとしたらお金が足りなくなってしまいまして。私自身はとにかく弟のために何とかしたいと思い、新聞配達をしていた通りすがりのお兄さんに必死に頭を下げて、お金を貸していただきました。その際、切実で真剣な思いは相手に届くことや、諦めなければ何事も乗り越えられることを強く感じまして、この経験は大人になった今でも私の励みになっているんですよ。辛いことがあるといつも「あのとき弟を助けることができたのだから、今回も乗り越えられる」と、自らを奮い立たせています。
今岡 何事もその気になればやり遂げられるのだという思いは、きっと諏訪代表がこの業界で独立する際にも背中を押したのでしょうね。
諏訪 ただ、私の独立を直接的に後押ししたのは、ある恩師の存在なんですよ。
今岡 諏訪代表がどんな方と出会ってオカダ電器さんを開業するに至ったのか、気になります。