
インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
小濱 もともと私の祖父が建設関連の会社を営んでいて、大阪万博のバブルに沸いた1970年代はかなり多くの受注をこなしていたと聞いています。私は専門学校を卒業後、塗り壁の下地部分になるラス張りを扱う外壁塗装会社や建設会社などで経験を積んでいました。父に代替わりした実家を一時、手伝っていたこともあります。そして、この会社を立ち上げたのは、2015年、今から7年前のことです。
今岡 なるほど。建設業界一筋で、なおかつ多彩な経験をお持ちなのですね。
小濱 そうですね。防水工事だけでなく、外壁の改修工事の経験もあるので、建物全体をトータルで俯瞰する視点が身についています。そういう点がお客様から好評のようです。
今岡 オールラウンダーとして何でもお任せできる存在は重宝されると思いますよ。現在、小濱社長と共に会社を支えるスタッフは何人いらっしゃるのでしょう。
小濱 正社員2名とアルバイトが1名です。それから現場で力を借りている協力会社の皆さんが十数人います。現場の状況は発注によって適材適所の人材と協力し、作業を進めるスタイルです。
今岡 建設業界に限らず、クライアントからは多くを求められるのに、コスト削減をしなければならないような時代です。競争も激しいでしょうね。かつて職人さんは、腕一つで黙々と作業をしていればそれだけで評価されたと聞いたことがあります。しかし今は、技術に加えてプラスアルファが求められる厳しい状況にあるように思います。

今岡 具体的に何かチャレンジされている事業があるのですか。
小濱 実は新規事業としてプロモーション動画制作に取り組んでいます。