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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

仕事は常に情熱120%
幸せ感じる住空間を提案

 

苦労も含めた人生経験が今の感性を養った

 
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吉井 私は昔から収納や整理整頓が下手で、前回のインタビューでは大きな家具は部屋の奥に設置することや、統一ハンガーによる衣類の色別整理や自分ルールの規則化といったこつを教えていただきました。そうした遠坂社長の教えを実践していて、部屋はすっきりし、気持ちの良いライフスタイルを送れていてとても感謝しているんですよ!
 
遠坂 そういったご報告は、素直に嬉しいですね。幸せを感じてもらえる住空間の構築は、コンサルティングで大事にしている点なのでなおさらです。
 
吉井 やっぱり、遠坂社長はもともと整理整頓が得意な、几帳面な性格だったのですか?
 
遠坂 とんでもない。私は兄と弟に挟まれた3人きょうだいで、その中でも一番ルーズな性格だったんです(笑)。
 
吉井 今の遠坂社長からはまったく想像がつきません! 何がきっかけで変わられたのでしょう?
 
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遠坂 きっかけは今の仕事です。独立前の会社員時代、お客様とのミーティングでは几帳面なキャラクター設定を徹底されていました。このキャラ設定を続けているうちに身に付いていき、お客様にも育てていただき、成長につながったのだと思います。不眠不休で働くような忙しいときでも身だしなみには気を遣い、きちんとメイクをして疲労を感じさせないような日々に鍛えられました。
 
吉井 見方を変えれば、整理整頓ができない当事者の経験もお持ちなので、お客さんの気持ちに寄り添ってアドバイスができるわけですね。そこは大きな強みだと思います。
 
遠坂 そうかもしれません。これまでのすべての人生経験が仕事に活きていると思います。吉井さんの業界も、同じような厳しさはありませんでしたか?
 
吉井 ありました。今でこそ働き方改革も進んできたものの、昔はドラマ撮影でも30時、つまり明け方6時終わりで7時開始という、シャワーを浴びに帰宅してすぐさま現場に出向くようなこともざらでした。スタッフさんたちはもっと過酷で、帰宅もできないような環境でしたね。仕事を楽しんでいた部分はあるとはいえ、目の前のことをこなすのに精一杯だったと思います。
 
遠坂 私も仕事は充実していて楽しいと感じつつも、涙が出るほどハードな日々でした。ゴールデンウィークなどの連休もなく、終電で帰宅するのは当たり前。お休みは年始3日だけといった感じでしたね。