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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

食品工場の建設・改修を
専門知識でマネジメント

 

「自分なら買うか」と常に自問自答する

 
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野々村(和) 食品工場は一番トラブルが発生しやすい施設と言えます。床に洗浄水が流れたり、食品を加熱した湯気が噴き出したりする場所です。トラブルが起きやすい環境にも関わらず、食品を生産し、衛生や安全を保たなければなりません。工場を建設するには生産設備から建築まで全てを理解しているプランナーが必要なんです。建物に詳しい設計事務所は、生産設備には詳しくありません。逆に、生産設備を製作・納入するメーカーは建物のことを殆ど知らないんです。
 
名高 その両方を熟知しているのが野々村社長というわけですね。
 
野々村(和) 名高さんの仰る通りです。私は、長年に渡る蓄積で食品工場については製造のプロセスからHACCP、建築まで、工場計画・設計・施工・運用に関わる知識を有しており、それぞれの要素技術に関する資格も取得しています。執行役員エンジニアリング本部長でしたから、当たり前かもしれませんね。私の食品工場建設計画のマネジメントとツボを押さえた設計は、日本で3本の指に入ると自負しています。その現実に則ったノウハウを生かし、食品工場の設計から運用までマネジメントする。それが私の役目です。
 
名高 これは頼もしい。食品業界の方は工場のことなら真っ先に野々村社長に相談するべきですね。では、野々村社長が日々の業務で大切にしていることを教えてください。
 
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野々村(和) それは、私の提供するサービスについて「自分なら買えるか」と常に自問自答することです。「自分は買わない」と判断したものを売ることはありません。そのためにもお客様の要望を丁寧に探り、間違っていると判断したことは遠慮なく指摘します。なぜなら食品工場はわずかなミスが大きな問題を生む世界だからです。そうしてお客様と固い信頼を築き、良い関係性でプロジェクトに挑むことを大事にしています。
 
名高 食品は最も身近で私たちの健康を左右する商品でしょう。だからこそ、野々村社長のように自分の信念を貫き通す方に関わっていただけると安心です。K2D&M株式会社さんにマネジメントの依頼が途絶えない理由が私にもよく理解できました。