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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

京風お食事処の経営者が 飲食空間をプロデュース
おでんバル楽/有限会社destino 代表 高見澤能子

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 本日は、50種類以上の日本酒が飲める、神奈川県の京風おでん居酒屋「おでんバル楽」にお邪魔しています。このお店を運営しながら、空間プロデュースも手がけておられる有限会社destino(ディスティノ)の高見澤代表は、私と同じく京都のご出身だそうですね。
 
高見澤 そうなんです。実は出身中学校も一緒なんですよ(笑)。
 
名高 本当ですか! より親近感が湧いてきましたよ。京都から、どういった経緯で関東に来られたのですか?
 
高見澤 夫の転勤を機に引っ越して、今に至ります。こちらに来た当初は、飲食店とは関係のない職場でパートをしていました。ところがあるとき、「道とん堀」というフランチャイズお好み焼き店の店長にならないかとお声がけいただきまして。お引き受けしてから飲食業のおもしろさに目覚め、オーナーさんからお店も譲り受け、20年ほど営んでいます。加えて、そのお好み焼き店が開業して7年目に入った頃、ラーメン店のFCも始めました。
 
名高 すごいなぁ。関東に来られてから飲食店経営の才能が開花したわけですね。お好み焼きの本場である関西出身、というのも強みなのでしょう。ちなみに、お好み焼き店とラーメン店の空間プロデュースも、高見澤代表が手がけられたのですか?
 
高見澤 フランチャイズなので丸ごと自分色には染められませんが、ラーメン店に関しては、“古き良き昭和“のテイストを要望しました。とはいえできることは限られていたので、それなら自分の思い描いたものをしっかり形にしたいと思い、おでんバル楽を立ち上げたんです。
 
名高 独自の思いやこだわりが詰まった空間を表現したのが、おでんバル楽なのですね。京都風のお店で落ち着きます。お洒落な西洋風も混ざり合い、素敵な雰囲気です。
 
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高見澤 ありがとうございます。大正ロマンを感じるレトロな雰囲気をコンセプトに、京風のものを置いたり、和風にも合う洋風テーブルをセッティングしたりと工夫しました。この店をつくってから、本格的に店舗や住宅の空間プロデュースを始めました。
 
名高 飲食店経営者による空間プロデュースは珍しいですよね。店舗運営のご経験がある高見澤代表が提案する空間は、同業者にとって説得力があり、心強いと思います。よろしければ、おでんバル楽のこだわりの部分についてもっと教えてください。
 
 
 
 

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