学生時代から車が好きだった

インタビュアー タージン(タレント)
西川 もともと車やバイクが好きで、高校時代は板金工場でアルバイトをしていました。ただ、大工の父から将来は家業を手伝うように言われておりまして。それで高校卒業後は大阪府内の建築系専門学校に進学したんです。専門学校入学後も板金工場でのアルバイトを続け、学校の夏季休暇中に父の仕事を手伝うという生活をしていましたね。そんな中、ある日父と大喧嘩をしてしまったんですよ。
タージン お二人の間に何があったのでしょう?
西川 父はどうしても私を大工にしたかったみたいで、車に夢中になる私を見て「大工になれば俺のように良い車に乗れるんだ」と言いました。ただ私は、高級車に惹かれていたわけではなく、自ら車をカスタムする楽しさに惹き込まれていたんです。なので、「良い車に乗りたいわけじゃない。自らカスタムしたかっこいい車に乗りたいんだ」と言い返しました(笑)。それで父の意に反し、専門学校を卒業してすぐに板金工場に就職しまして。しばらくそこで経験を積んだ後、中古車販売店へ転職した私は、その会社で板金を指導しながら中古車の販売も手がけるようになりました。すると就職して間もないのに、月に10台も売り上げるようになったんですよ。
タージン ご自身の生業を息子に継がせたいという、お父様の気持ちもわかります。でも、西川社長には車関係のお仕事が天職だったのでしょうね。中古車をひと月で10台も売るなんて、神業ですよ!