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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

料理自慢の短期入所施設
介護者のひと休みも支援

 

障がい者のための終身型グループホームを

 
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宮地 障害のある方の世話は家族がするのが当然だ、と考えるような風潮が私たちの社会にはまだ根強くあると思います。でも、周りが少しでもサポートしてあげられれば、過大な負担を減らせるはずですよね。
 
横田 その通りです。東京の中で、ここ板橋区は北区などと並んで福祉政策が盛んなことで知られています。住んでいる障がい者の方は2万人にも及び、皆さんすでに30代、40代の数が多くなっていて、その親御さんは60代以降が中心なんです。
 
宮地 2万人ですか! 介護するご家族も高齢になってくるとますます大変ですね。
 
横田 今でこそ障害のあるお子さんのための放課後等デイサービスなどが整備されていますが、高齢の親御さんたちの世代は、お子さんが小さい頃からずっと家族で介護の悩みを抱え込んできた方が多いんです。一方で介護を受けている方も、いつも苦労をかけて申し訳ないという罪悪感にさいなまれています。だから、せめてぱざぱで過ごす日ぐらいは、お互い誰にも気兼ねすることなく楽しんでほしいですね。ただ、今の制度では65歳になると介護保険サービスの対象に移行し、原則的にそれまでと同じ障害福祉サービスが受けられなくなります。これでは行き場を失う人たちが出てきてしまうので、いくつになっても入所できる、終身型のグループホームをつくるのが当面の目標です。
 
宮地 なるほど。ますます忙しくなりますね! 
 
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横田 弊社のスタッフはみんなすごく前向きだし向上心も旺盛で、新しい資格を取って「担える仕事が増えたからお給料を上げてください」と、直談判してくるぐらいなんです(笑)。ですから、もっと忙しくなってもこのスタッフたちとなら、乗り越えていけると思います。
 
宮地 心強いですね。障害のある方には誰かの支えが必要、でも家族だけに介護の労を負わせるのはあまりに大変で、私たちみんなで助け合うことが大切だと思います。ぱざぱさんのような場所があれば、障害のある方もご家族にも日常の選択肢が増えて、心が軽くなるのではないでしょうか。私も他人事にせず、福祉のことをもっと勉強しなくちゃ。
 
横田 宮地さんのような人前に立つ方が積極的に発信してくれることはとても重要です。どんどん声をあげて、力になってください。一緒に頑張りましょう!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事をしてる時間は、人生の中でとても多くの割合を占めています。だからこそ、仕事を楽しむことは人生を楽しむことだと思って取り組んでいます。
(横田洋美)
 
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■ 事業内容 障害者福祉事業/指定短期入所施設・共同生活援助施設の運営
■ 設立 平成26年7月
■ 従業員数 12名
■ ホームページ http://igrec-corporation.com