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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

料理自慢の短期入所施設 介護者のひと休みも支援
株式会社イグレックコーポレーション/オーベルジュぱざぱ CEO代表取締役 横田洋美

 
プロフィール 愛媛県出身。2014年、(株)イグレックコーポレーションを設立。2017年に東京都板橋区高島平に同社を運営母体とする障がい者向け短期入所施設「オーベルジュぱざぱ」を開所した。予想を上回る反響に応え、同区徳丸に床面積200㎡強の新施設を開き、ショートステイや共同生活援助施設など、より充実したサービスの提供を行っている。「ぱざぱ」はフランス語で「一歩一歩」。【ホームページ
 
 
 
株式会社イグレックコーポレーションが運営する障がい者のための短期入所施設「オーベルジュぱざぱ」は、心尽くしの料理を味わい、専門スタッフと安全な設備のもと宿泊できる憩いの場所だ。障がい者本人が快適に過ごせるだけでなく、常日ごろ介護を担っている家族にも、貴重な“ひと休み”を与えてくれる。ぱざぱが目指すサービスや今後の目標について、施設のオープンから先頭に立ってきた横田洋美CEO代表取締役にうかがった。
 
 
 

ホテルのような空間に安心の福祉設備も充実

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 東京の板橋区にある指定短期入所施設「オーベルジュぱざぱ」さんでは、ご自宅で生活する障がい者の方を対象に、短期間の入所を受け入れてお食事や宿泊などさまざまなサービスを提供されているそうですね。
 
横田 ご紹介ありがとうございます。詳しく言いますと、こちらをご利用いただいているのは成人の知的障がい者の方や身体障がい者の方と、高校生以上の障がい児の方です。
 
宮地 まず驚いたのは、施設の入り口からエントランス、各お部屋へと続く廊下も含め、私が漠然と抱いていた福祉関連施設のイメージとまったく違っていたことです。全体にシックな色使いの中に、壁紙やカーテンなど所々に赤や黄色、オレンジといったビタミンカラーが上手にあしらわれていて温かみがありますし、何だかホテルに来たみたいです!
 
横田 なるべく“施設らしくない空間”にすることを意識しました。共有部分はまさにホテルのようなつくりにしたかったので、宮地さんにそう言っていただけて嬉しいです。
 
宮地 先ほど見学したお部屋の中やお風呂、トイレなども、障害のある方に対応した設備が充実しているとともに、やはりホテルなどに通じる「サービスでおもてなしするんだ」という姿勢を感じました。
 
横田 その言葉、いつも頑張ってくれているスタッフにも聞かせたいですね。