
インタビュアー 名高達男(俳優)
山本 高校卒業後、地元企業に勤めたあと、知人の経営する会社に移り、テレビ機器の販売や車の販売など、さまざまな事業に携わりました。その中で飲食店の出店に関わったことで、飲食業界に興味を持ち、自分の店を持ちたいと思うようになったんです。大手チェーン店と地元の居酒屋で修業を積み、着々と準備をしていたところ、コロナ禍に突入してしまいまして。新たなビジネスを模索する中で、「愛めし」というブランドを立ち上げたんです。
名高 その「愛めし」について、もう少し詳しくお聞かせください。
山本 コロナ禍のあおりを受けて経営が厳しくなった飲食店を支援したいという思いから立ち上げた飲食店専門オンラインサービスで、店舗情報の掲載や商品販売が可能なプラットフォームサービスを提供しています。従来のような店内飲食だけでは成り立たなくなってしまった今、飲食店とお客様をつなぐツールとして活用していただいています。

大にぎわいのキッチンカーイベント
山本 この「愛めし」を通じて、多くの飲食店とのご縁が広がったことで、キッチンカーのイベントの企画にも乗り出しました。
名高 コロナ以降、キッチンカーの需要は確実に増えていますよね。具体的にどういったイベントを行っているのですか?
山本 初めに手がけたのは、あるお寺からの依頼で企画したイベントです。由緒あるお寺を浜松の方にもっと知ってもらいたい、歴史や伝統をなくしてはならないとの熱い想いに共感し、お薬師様の縁日である8日にキッチンカーを呼んで盛り上げようと、毎月「八日市」を開催しています。