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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

完全自動運転システムが 工場の物資を無人で搬送
株式会社eve autonomy 代表取締役CEO 米光正典

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 工場で物資を搬送する自動運転システムの開発を手がける株式会社eve autonomy(イヴ オートノミー)さん。まずは米光社長と会社の歩みを教えていただけますか。
 
米光 私は30年間ヤマハ発動機株式会社に勤務し、産業用ロボットや電動車いすなどを開発してきました。ヤマハ発動機が工場の自動運転システムの導入に挑戦することになり、この分野のソフトウェア開発で強みを持つベンチャー企業、株式会社ティアフォーとの合弁で、2020年に弊社を創業したんです。それで私がヤマハ発動機から出向し、代表取締役に就任した次第です。歴史の異なる両社の融合は苦労もありましたが、この2022年秋からサービスを提供することになりました。
 
名高 私の実家は町工場なので、御社の取り組みは大変興味深いです。御社の自動運転の特徴を教えてください。
 
米光 弊社のシステムは、車両に搭載したLiDARセンサーで周囲の物体との距離を精密に測定し、あらかじめ作成した3次元マップと照らし合わせることで完全な自動運転を実現しています。これまで建物の中だけを走れるAGVはあったものの、弊社のシステムは屋外でも無軌道走行が可能なんです。最大1.5tの物資を無人で牽引することができるんですよ。
 
名高 これは驚きました。働き手の不足に悩む製造業にとって力強い助っ人ですよ。
 
米光 名高さんがおっしゃる通り、今後の日本は労働人口が減少し人手不足も深刻になるばかり。工場内での物資の移動もどんどん難しくなっていきます。そこで、弊社の自動運転システムの出番です。業種を問わず導入できて工事やレイアウトの変更も不要なので、最小限の投資で業務の効率化を実現できるんですよ。
 
名高 そんな画期的なサービスが提供されるとは、本当に楽しみです!
 
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米光 ありがとうございます。現在、ヤマハ発動機をはじめとした国内企業への試験導入でノウハウを蓄積し最後の仕上げに取り組んでいるところです。今後もさらにアップデートを繰り返し、工場の規模や業種にかかわらず企業の課題を解決していきます。
 
名高 一つ気になるのは費用面です。あまり高額だと導入に踏み切れません・・・。
 
米光 ご安心ください。弊社のシステムは3ヶ月からご契約できる月額制のサブスクリプション方式なので、多額の設備投資費用を心配せずに導入できます。まず試してみたいというご要望も大歓迎なので、お気軽にお問い合わせください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
弊社の取り組みはまだ誰も実現できていないもの。ですから、そんな新しい取り組みに携わっていること自体が、私にとってものすごく楽しいですね。
(米光正典)
 

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株式会社eve autonomy

〒437-0061 静岡県袋井久能3001-10

ホームページ
https://eveautonomy.com