B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

常に新たな挑戦を続ける 封筒や印刷物製造の老舗
白石封筒工業株式会社 代表取締役社長 白石博一

 
プロフィール 大阪府出身。関西学院大学在学中にはフィギュアスケートに打ち込む。卒業後は大日本印刷(株)に入社し、印刷業界での業務全般におけるノウハウを学んだ。その後、家業である白石封筒工業(株)に入社し、1985年に2代目だった父の後を継ぎ、3代目の代表取締役社長に就任。封筒や紙製品、印刷物などの企画・製造事業を手がけ、現在も自ら取引先への営業を行うなど精力的に活動している。【ホームページ
 
 
 
大阪府で110年以上もの歴史を誇る、白石封筒工業株式会社。その名の通り、封筒の加工・製造を中心に、紙製品や印刷物などの企画や製造を行う老舗企業だ。代表取締役社長の白石博一氏は、「企業の寿命は30年」という経営哲学をもとに、会社に変革をもたらし常に新たな挑戦を続けている。長きにわたって会社を存続させ、成長させていくための秘訣や、白石社長自身の仕事に対する思いを存分に聞いた。
 
 
 

長い歴史を誇る老舗の封筒製造会社

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 原田伸郎(タレント)
原田 本日は、大阪府東大阪市を拠点に封筒や紙製品、印刷物などの製造を行う白石封筒工業株式会社の白石社長と、次男で取締役営業部長を務めておられる晃規さんにお話をうかがいます。お聞きしたところ、こちらは創業からかなり長いそうですね。
 
白石(博) はい。弊社は1910年、明治43年に創業しました。ですから、今年2022年で112年になりますね。
 
原田 100年以上の歴史があるとはすごいなぁ。先ほど、封筒の製造加工現場も見学させていただきました。一口に封筒と言っても、非常にたくさんの種類があって驚きましたよ。
 
白石(晃) そうなんです。思わず開封したくなるようなユニークな形状の封筒や、加工の難しい紙、または高級感のある特殊な紙を使用した封筒などもあるんですよ。サイズ、材質なども含め、多種多様な封筒や紙製品を企画・製造しています。
 
原田 これまでの長い歴史の中で、白石封筒工業さんがどのようにして封筒や紙製品をつくり続けてきたのか。そして、どのようにして会社を継続し、成長させてきたのかを、より詳しくお聞きしていきたいと思います!