
インタビュアー 嶋大輔(タレント)
樺島 はい。私は20歳頃から弊社で働き始め、3年間、現場管理を務めました。当初は公共施設や企業のビル建設などをメインに手がけていたものの、1999年から新築戸建ての注文住宅の建築をスタートさせまして。そして2020年、父の後を継いで事業の幅を広げていったんです。
嶋 20年前と今とでは、注文住宅に求められるものは変わりましたか?
樺島 近年はかなりデザイン性が求められているため、建築家とコラボレーションし、機能性とデザインを両立させた「デザインカーサ」という住まいづくりを企画・提案しています。また、リフォーム事業では断熱性に優れた改修工事のご提案もさせていただいているんです。
嶋 なるほど。建設事業のほかに、自立支援型デイサービスも始められたとお聞きしました。地域の高齢化に向けた取り組みでしょうか。
樺島 はい。弊社のデイサービスは半日型で、運動と入浴をしていただいています。それまで地域にこうした支援サービスがなかったこともあり、始めて2ヶ月で足取りが軽くなったと言われる方が多いですよ。それが自立支援につながれば良いと考えています。
嶋 健康寿命が延びれば自宅に住み続けることができますから、快適に暮らせる住まいも必要になってきますね。
樺島 住まう人の健康と長寿能力に長けた住まいづくりを合わせて展開できればおもしろいのではないかと考えています。現在、会社の隣に薬局、クリニックを建築しており、医療関係者の協力も得られるような、コンパクトシティをつくれたら最高です。

樺島 助け合ってつくることができれば良いですね。弊社ではほかにも、ベビーマッサージ、ピラティス、ダンス、料理教室などのサークル活動を支援していてスペースを提供しています。この先も地域を盛り上げて社会に貢献し、100年先も一番に選ばれる会社を目指したいです。
嶋 公共事業と一般住宅の双方を手がけておられるのは御社の強みだと思いますし、多様な活動の背景に、地元を大事に思う樺島社長の心根の優しさを感じました。この先も地域の方々に安心を届ける会社であり続けてほしいです。
「仕事を楽しむ」とは‥
目標を持つことです。達成し、お客様に喜んでいただくことが一番のやりがいであり、私の仕事の楽しみとなっています。
(樺島進一郎)