マイナススタートは自分の財産

インタビュアー 水野裕子(タレント)
上野 私は18歳から建築業界に携わり、ゼネコン関係の仕事や、業界内のさまざまな職種で経験を積みまして。その後26歳で塗装業界に入り、屋根・外壁・サイディング工事まで手がけるようになりました。
水野 今の業界に入る前に、幅広い範囲の建築業に携わり、さまざまな現場を通して知識と技術を磨かれてきたと。そして、満を持して独立されたわけですか?
上野 そうですね。ただ、お世話になった方と仕事をすることになり、いわば雇われ社長のような形で名前を貸したところ、その人が借金をされるなど、大変な状況での独立だったんです。その後、一人で会社を立て直して現在に至ります。
水野 ゼロからのスタートではなく、マイナスからですか・・・。その状況から逃げずにお一人で、一からやり直して乗り越え、今があるんですね。
上野 苦労の連続だったものの、完全に独立してからなんとか借金も返済し、利益を出せる会社まで成長できました。苦難の経験も、今や大きな財産です。