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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

世界初「貼るパテ材」で 建築業界の常識を覆す!
株式会社タジマ 代表取締役 田島孝

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 京都市南区の株式会社タジマさん。御社では従来のペースト状のパテ材に代わる、「貼るパテ材」を開発し、販売されているそうですね! 貼ることができるパテ材の開発は、世界初だとお聞きしています。さっそく、製品誕生の背景から教えてください。
 
田島 ペースト状のパテ材を使った施工は、パテ材を塗って乾かす作業を何度も繰り返す必要があります。ただ、建築業界では人手不足が叫ばれているのに、それでは手間も時間もかかってしまいますよね。そこで弊社は作業効率の向上を図るために、貼るだけで中塗りパテ施工を施した状態になるパテ材を開発したんです。テープと同じ要領で貼っていただければ、もうパテ処理が完結してしまうんですよ。
 
狩野 それはすごい! 建築業界に革命を起こす建材ですね。
 
田島 もちろん仕上がりも従来のパテ材と変わりません。むしろ強靭性については貼るパテ材のほうがすぐれているくらいなんですよ。というのも、ペースト状のパテ材による施工では目地底までパテ材を塗り固める一方、テープ状のパテ材は目地部に空間を設けることができるため、振動を吸収しやすく割れを防ぎやすいんです。伸縮するので、柔軟性もありますよ。貼るだけで作業が済むので、パテ施工における人件費や職人の育成コストを削減できるのもメリットだと思います。
 
狩野 なるほど。聞けば聞くほどいいことづくめだなあ。これほどのものを製品化させた、田島社長のパワーも素晴らしいですね。
 
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田島 ありがとうございます。私は建築塗装職人として45年以上のキャリアを積んできました。ただ、半世紀近く業界に身を置いていてもパテ施工には何も変化がなく、もっと効率の良い方法があるはずだと、コツコツと開発を進めてきたんです。ちなみに貼るパテ材の販売を開始したのは、今年2022年の1月からなんですよ。現在、特許取得を出願しているところです。貼るパテ材によるパテ施工が業界の主流になるよう、周知活動にも力を入れていきますよ!
 
狩野 貼るパテ材は、業界の第一線で活躍してこられた田島社長の「もっとこうすれば良くなる」という発想が詰め込まれた製品。まさに業界の固定観念を覆し、新たな風を吹き込む新建材だと思います。貼るパテ材がパテ施工のスタンダードになる日を楽しみに、田島社長のさらなる挑戦を応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
業界の常識にとらわれずに、「こんな製品があったらいいな」と思うものを開発することです。
(田島孝)
 

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株式会社タジマ

〒601-8333 京都府京都市南区吉祥院東浦町22

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https://tajima-ltd.com