
インタビュアー 吉井怜(女優)
米野(純) もともと私は会社勤めをしており、パティシエの修業中だった主人と知り合い結婚しまして。自分たちの店を持つ準備として販売の仕事を始めました。当店をオープンしたのは子どもが3歳と1歳のときです。育児と家事と仕事に追われる毎日は本当に大変だったものの、我が子の存在やお客様の喜びの声を糧に頑張ってきました。そして、今年2022年4月に20周年の節目を迎えることができたんです。
吉井 地元で親しまれてきた洋菓子店なのですね。異業種である結婚相談所を始められたきっかけが気になります。
米野(純) 当店はバースデーケーキやウェディングケーキのご注文も多く、たくさんのお客様の人生の節目や晴れの舞台を演出してきました。やがて感じるようになったのは、ケーキやお菓子は一人で食べるより好きな人や家族と一緒に味わうほうが何倍もおいしいということです。お客様の笑顔を増やすお手伝いをしたい。その想いから昨年12月に婚活サポート メリーマリーを開業しました。

米野(博) ありがとうございます。また、実は結婚相談所を立ち上げたのはスタッフのためでもあるんですよ。当店は毎月第4日曜日や毎週月曜・火曜を定休日にしたり、18時には閉店したりするなど、お客様へのサービス品質も考えながら、勤務時間も短くしてスタッフのプライベートも充実させたいと考えてきました。ただ、残念ながら出会いの機会が少ないスタッフには独身も多いんです。