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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統を守り革新を生む カバーメーカーの挑戦
アラデン株式会社 代表取締役社長 矢内重輝

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 京都市南区で、自動車やバイク、自転車、タイヤのカバーの製造・販売を手がけるアラデン株式会社さん。1956年に創業した、老舗企業だそうですね。本日は昨年2021年に4代目社長に就任された矢内社長にお話をうかがいます。まずは、アラデンさんのこれまでの沿革から教えてください。
 
矢内 弊社は創業当時、合成繊維や合成樹脂を中心に取り扱う大手化学企業の系列メーカーとして、合繊生地や洋裁製品の製造・販売を展開しておりました。さまざまな生地を扱っていたノウハウを生かし、自動車用品業界へと参入したのが1966年のことです。以来、自動車のボディーカバーを中心に商品開発を進めていき、1984年には弊社を創業した荒川数巳のもと、通常のボディーカバーを発展させた着脱に手間のかからない「テマトラン」を開発しました。このテマトランは何度もサイズや素材の改良を加え、現在は防炎加工が施された弊社の看板製品となっています。他にも自動車をメインに「安心・安全・綺麗」をテーマに掲げ、形あるものを多種多様な生地で包むボディーカバーを製造・販売しています。
 
同社のロゴマーク
同社のロゴマーク
畑山 御社のホームページを拝見すると、特注製品もつくっていただけるそうですね。​​​​​人力車のカバーの受注実績があって、確かに京都では需要があるだろうなと感じました。他にも自動販売機など自動車以外のカバーを手がけられていて、驚きましたよ。 
 
矢内 以前より若者世代を中心に車離れが進んでいます。自動車用品業界で働く私たちも、そのことを身を持って痛感しているところでして。何とか新しい分野を切り開かねばという気持ちで、これまではつくっていなかった製品についてもオーダーメイドで受注することにしたんですよ。固定観念にとらわれず、あらゆるジャンルに挑戦するアラデンでありたいと思っています。