
インタビュアー 矢部美穂(タレント)
伊藤 私は学生時代から柔道を続けた後、総合格闘技・修斗に転向しまして。アマチュア選手として実績を残しました。ただ、格闘技に怪我はつきものです。さまざまな治療院にお世話になり、施術に奥深さを感じた私は専門学校で整骨院の先生の資格を取りました。そして接骨院に勤務する中で、治療だけでなく体づくりの根本からアプローチする必要があると考えまして。勉強を重ねトレーナーになって有名ホテルのスポーツジムに勤務し、2016年、当ジムを開業しました。
矢部 会員さんはどのような方が多いのでしょう。
伊藤 当ジムの会員さんは女性が8割です。30~40代の方が中心で、出産後の体形維持や、子育てが終わったので自分に投資をしようとお考えの方が多いんですよ。そのような会員さんに長く通っていただくため料金は圧倒的な低価格を実現しています。また、私はマニュアルをつくらずお客様の表情を見てトレーニングメニューを決めているんです。
矢部 その場でメニューを考えるということですか。とても気になりますね。
伊藤 私は、お客様の顔を見た瞬間にその日の気分がわかるんですよ。さらに詳しく体調などをお聞きして、当日のコンディションに合ったメニューをその場で決めています。だから、当ジムのトレーニングは同じ内容を繰り返すことがありません。会員さんに刺激を与え飽きずに体を動かせるようさまざまな工夫を凝らしているんです。

ミット打ちに挑戦する矢部さん
伊藤 ありがとうございます。私のポリシーは心と体と生活習慣を根本から整えていただくことなんですよ。例えば食事は楽しく食べるもの。「あれを食べてはダメ。これもダメ」と制限ばかりしていたら苦しくなるだけですよね。そこで私は、会員さんの目的や目標に応じた最適な料理の写真をお送りし、ご自身が口にしているものとどう違うか考えていただくことを大事にしているんです。