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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

喫茶運営や児童福祉で 高槻・茨木の健康を支援
株式会社me/児童デイサービスみのり 代表取締役 田中恵

 
プロフィール 香川県出身。長年、看護師として大学病院に勤めたのち、退職して訪問看護サービスを始める。2017年に(株)meを設立し、訪問看護・介護事業のほか、健康コミュニティ事業を展開。その一環として、2020年に喫茶店「喫茶物語」をオープンする。2022年5月には児童デイサービス施設「みのり」を開設予定。高槻市や茨木市に福祉面で貢献すべく、斬新な取り組みを次々と行っている。【ホームページ
 
 
 
看護師として豊富なキャリアを持ち、育ちの地である大阪府高槻市・茨木市に福祉の面で貢献する株式会社me(ミー)の田中恵代表取締役。田中社長が手がける事業の中でも特にユニークなのは、健康相談もできる喫茶店「喫茶物語」の経営だ。地域を大切に思う田中社長は来たる5月、児童デイサービス施設「みのり」を開業予定。子どもから高齢者まで地域住民全員の健康を願い、次々と新たなアクションを起こす田中社長の胸の内に迫った。
 
 
 

健康がコンセプトの喫茶店

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪府高槻市に本社を置き、福祉・健康に関する事業を手がける株式会社meさん。茨木市では、健康コミュニティ事業の一環で飲食店「喫茶物語」を運営していらっしゃいます。本日はその喫茶物語にお邪魔しました! さっそく、田中社長の歩みからお聞かせください。
 
田中 私は看護師として、長年にわたり大学病院に勤めておりました。病院を退職後、医療機関では行き届かないケアをしたいと思い、知り合いと共同で訪問看護を始めたものの、ご年配者だけでなく障がいを持つ子どもたちの支援にも力を入れたいと考えるようになったんです。それで2017年に弊社を設立し、現在は訪問看護・介護事業に加え、ご紹介いただいたようにこの喫茶物語を運営しています。
 
濱中 健康コミュニティ事業のひとつとして喫茶店を開業するとは、非常に興味深いお取り組みです。
 
田中 訪問看護や介護以外で、地域の皆様の健康に貢献できることはないかと思い、2020年にオープンしたのが喫茶物語です。病院でみてもらうほどではないけれど、「何となく辛い」「気持ちが不安定」と、不安を感じることが誰にでもあると思うんです。そんなときにお茶を飲むついでに相談をできるような場所があればと考えましてね。特に昨今のコロナ禍では気持ちが落ち込んでしまう方も少なくないですし、病院に行くのも気が引けるという方には、需要があるかと思っています。