健康がコンセプトの喫茶店

インタビュアー 濱中治(野球解説者)
田中 私は看護師として、長年にわたり大学病院に勤めておりました。病院を退職後、医療機関では行き届かないケアをしたいと思い、知り合いと共同で訪問看護を始めたものの、ご年配者だけでなく障がいを持つ子どもたちの支援にも力を入れたいと考えるようになったんです。それで2017年に弊社を設立し、現在は訪問看護・介護事業に加え、ご紹介いただいたようにこの喫茶物語を運営しています。
濱中 健康コミュニティ事業のひとつとして喫茶店を開業するとは、非常に興味深いお取り組みです。
田中 訪問看護や介護以外で、地域の皆様の健康に貢献できることはないかと思い、2020年にオープンしたのが喫茶物語です。病院でみてもらうほどではないけれど、「何となく辛い」「気持ちが不安定」と、不安を感じることが誰にでもあると思うんです。そんなときにお茶を飲むついでに相談をできるような場所があればと考えましてね。特に昨今のコロナ禍では気持ちが落ち込んでしまう方も少なくないですし、病院に行くのも気が引けるという方には、需要があるかと思っています。