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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

科学的なアプローチで スポーツ選手を支援!
ATLASIHK 代表 大山翔平

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 兵庫県三田市を拠点にトレーナー派遣によるコンディション調整やトレーニング指導、野球動作解析・動作改善指導などを手がけるATLASIHK(アトラシーク)さん。大山代表はSolace(ソラス)スポーツ鍼灸整骨院の院長も兼務されているそうですね。まずはこれまでの歩みからお願いします。
 
大山 私は高校まで野球に打ち込んだ経験から、スポーツに関わるリハビリ、医療について学びたいと思い、専門学校への進学を決めました。卒業後は取得した柔道整復師の資格を活かし、整形外科やデイサービスの仕事で経験を積みながら、同時に高校野球チームやプロボクサーのトレーナーも担当していました。その後、東京のスポーツ施設で主に野球選手のトレーニングを担当してきました。その中で、スポーツを科学的観点からとらえた最新トレーニング理論を駆使し、個々人がより高いパフォーマンスを発揮できるような支援を地元関西でしたいと思い、ATLASIHKを立ち上げたんです。
 
今岡 ロジックに裏打ちされた支援をしてくださるとは、頼もしい! 私の経験でいうと、これまでは野球だけに詳しい指導者の意見が「すべて」になっていた部分がありました。これは昭和世代の指導法の負の部分でもあると思います。しかしこれからは、プロアマ問わず、さまざまな知識を持ったトレーナーのバックアップが必要だと思っているんです。
 
大山 今岡さんがロッテの2軍監督時代、体づくりやウェイトトレーニング、食事内容に至るまで、トレーナーが管理するよう組織改革をされたとの記事を拝読したことがあります。それは今のおっしゃったことに通じる話ですね。
 
今岡 そうなんですよ。特に高校を卒業したばかりの選手は、技術を磨く前にまず体づくりを行う必要がありますからね。食事を含めた体調管理、ウェイトトレーニングもしっかり行うべきなのです。
 
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大山 これまでは指導者が「俺はこうだったから、こうやって投げなさい、打ちなさい」と感覚的な部分を伝えることが多かったと思います。ジュニア世代の指導ではその傾向が顕著で、選手が指導者の意図をくみ取って練習に活かす必要があった。そういうスポーツ指導の古い考えから脱して、その人の骨格や筋力など、体の特徴をわかりやすく伝えて、それに見合ったトレーニングをしてもらえる環境をつくりたいと思っています。