
インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
金沢 大学卒業後にIT企業に就職して以来、業界の仕事に従事してきました。この経験を生かし、2021年11月に独立しました。
今岡 現在、御社で開発されているパッケージシステムはどのような事業でしょう。
金沢 SaaS(サーズ)を使ったWebサービスの展開です。小規模事業者をターゲットにしており、1ユーザ1ライセンスに対しての料金設定をしていますので、ユーザ数が少ない企業様が使いやすいサービスになっています。また、オンプレミスではないので、自社サーバを用意する必要もありません。
今岡 導入により効率化が図れるのですね。
金沢 はい、機能を最小限に抑えコストも下げたので導入しやすいと思います。本格的な事業展開は今年2022年の春からを予定しておりまして。その前にぜひ選手、コーチ、監督のご経験を持つ今岡さんにコーチングやマネジメントについてお話をうかがいたいです。
今岡 端的に言えばコーチングはコーチ、マネジメントは監督が行うもので、両者は異なります。野球では指導はコーチが行い、監督はチーム全体を見ます。もし監督がコーチのように選手を教えると、球場で起きていること、つまり全体を見る人がいなくなってしまいますからね。
金沢 企業でいうと選手は社員で監督は社長、コーチは部署をとりまとめている部長やチーフですね。社長は会社全体を見る役割があるから、社員への指示・指導はせず、各部署の責任者が行うべきであると。
今岡 ええ。ですから、監督が選手に、社長が社員に伝えたいことがあれば必ずコーチ・部長を仲介役にします。この役割分担を無視すると組織が成り立たず、監督や社長自ら手取り足取り選手に教えているチームは弱い場合が多いんですよ。

今岡 有能なエンジニアでもある金沢社長も、自ら手を下さずマネジメント業に徹するのもいいかもしれません。コーチングは、指示より提案型の指導のほうが個々の力を発揮しやすいと思うので、そうやってチーム力抜群の会社に育ててほしいです。応援しています!
「仕事を楽しむ」とは‥
目標を設定してそれを達成していくことが、一番仕事を楽しめる秘訣ではないかなと思いますね。
(金沢圭樹)