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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

女性や若者の活躍で
警備業界を変革する!

 

警備業界は多様な学びがある

 
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鳥谷 男性の仕事というイメージが根強い警備業界で一企業を牽引する淺田社長に、実際に女性警備員がどんな場面で活躍しているか教えていただきたいです。
 
淺田(尚) 例えばイベント会場などで行われる手荷物検査では、お客様のお身体に触れることもありますよね。そういうときはやはり女性のほうが安心感があるので、女性警備員にお願いしたいという声が増えています。
 
鳥谷 そういえば甲子園球場も以前は男性警備員ばかりだったのに、最近では関係者入り口などで女性の警備員さんをよく見かけるようになりましたよ。球場もどちらかというと男性が多く集まるイメージが強いので、女性がいるだけでも柔らかい印象になりますよね。
 
淺田(尚) その施設で最初にお客様をお迎えし、また最後にお見送りするのも警備員です。なので鳥谷さんのおっしゃるように、警備員の与える印象がその施設のイメージに直結するんですよ。例えばスーパーや商業施設で警備をしていると、お手洗いなどの場所を聞かれることがあります。そこで素っ気ない態度を取られると、楽しい気分を台無しにされますよね。警備員の対応一つが企業の印象やそこにいらっしゃるお客様が受け取るイメージを左右するこの仕事は、警備の枠を超えたサービス業です。ですから弊社はマナー研修も積極的に導入しているんですよ。
 
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鳥谷 一口に警備といっても、それに付随してマナーやお客さん対応など、いろんなスキルがないとこなせない仕事なのかもしれませんね。一也さんも現場に立ってみて、そう感じましたか?
 
淺田(一) はい。例えば交通誘導警備の現場に出てみると、歩行者やドライバーに対して細かくお声をかけて、その度にお辞儀をする方と、ただ誘導灯を振っている方とでは、まったく信頼感や印象が変わってきます。実際に私もアルバイトを通じ、先輩から礼儀をはじめさまざまなことを学んでいる最中です。実は私には、将来、カナダを拠点に保育業界で独立したいという夢がありまして。いざ起業しようとなった際には、今勉強させていただいていることが絶対に生きてくると思います。私のような社会に出る前の若者、また出たばかりの若者がすごく成長できる業界だと感じているところです。