自分の手で警備会社を立ち上げ業界を変革

インタビュアー 鳥谷敬(野球解説者)
淺田(尚) 今日は息子共々、応援していた鳥谷さんとお話しできるということで楽しみにしていました! 私は高校を卒業後、大手事務用品製造企業や広告代理店に勤めまして。一也を授かったことを機に家庭に入ったものの、この子が小学校高学年になったタイミングで司法書士事務所へ入社し事務職として7年働きました。
鳥谷 それでは、警備の仕事とはまったくの異業界に勤めてこられたんですね。
淺田(尚) そうなんです。ただ、私の主人が10代の頃から警備会社で現場スタッフとして働いておりまして。仕事ぶりが認められた主人は同業の株式会社SK(エスケー)システムという会社で社長を務めるようになりました。主人の仕事を見守るうちにふと「なぜ警備会社で働く女性は少ないんだろう」と不思議に思ったんですよ。実際に調べていくと、どうしても男社会の色が強い警備業界では「女性警備員を増やす必要はない」という風潮があるのが現実でした。ただ、時短勤務やシフト調整ができれば、女性も家事や育児と、警備の仕事を両立でき、女性警備員の需要も上がるはず。そう考えた私は自ら警備会社を立ち上げ業界を変えるべく、司法書士事務所を退職し、2018年9月に弊社を設立したんです。