
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
桔梗 3歳のときに筆を持ち始めて以来、ずっと書道の魅力に引きつけられ、21歳のときに師範の資格を取得しました。2019年に初の個展を開催し、2021年の3月に大阪の堺市で当教室をスタートしたんです。
八木 個展を開いた実績もあるんですね。世の中に書道教室はたくさんあると思います。その中で、アトリエ桔梗はどのようなコンセプトで運営されているのでしょうか?
桔梗 実用性の高いペン字から、宛名書きなどに役立つ筆ペン、本格的な書道、また検定対策や水墨画まで幅広いコースを設けています。特長は大人の方を対象とした教室であること。落ち着いた雰囲気の中で学ぶことができますよ。開講日は週5日。コマ数も多いので、忙しい方でも学びやすいと思います。
八木 大人になっても、自分の書く字にコンプレックスを持っている人は多いと思います。そうした方も、こうした静かな環境で集中して学べたら上達しそうだなぁ。
桔梗 一人ひとりのペースに合わせた指導を行うので、初心者の方でも基本からしっかりと身に付きますよ。授業の後に自分の字をビフォー・アフターとして見比べれば、自分の成長の度合いも実感していただけると思います。
八木 アトリエ桔梗に通うことで、字がうまくなるのはもちろんとして、ほかにはどんな楽しみが得られますでしょうか。

八木 それは素敵だなぁ。子どもの頃は音楽の演奏会とかスポーツの試合とか、日頃から積み重ねた努力を披露できる場があったけれど、大人になるとそういう機会が減ってしまいますよね。でも、こちらでは実力を試せるチャンスもあるわけだから、一層意欲が湧くと思います。
桔梗 ぜひ、字を書く楽しみを味わってほしいです。書道にはどこか堅苦しいイメージがあり、「こう書かないといけない」と思い込む人が多いと感じます。でも、もっと自由に書いていいものですし、心のままに取り組めるものだと捉えてほしいですね。