
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
佐原 高校を卒業後、デザイン系の専門学校に通い、20歳で少人数制のデザイン会社に就職しました。その会社で約12年間、幅広い業種の広告物に携わった後、プランニングを主体としたデザイン会社に転職しました。そこではデザインをつくるだけでなく、ディレクターとしてクライアント様と一緒に“コト”をつくり上げていくという役割を任せていただいていたんです。
狩野 なるほど。つまり、1社目ではデザイナーとして、2社目は企画プランナーとして勤められたわけですか。
佐原 ええ。特に2社目は社内外のコミュニケーションが活発で、いろんな価値観に触れたことで私のデザインに対しての考え方がより広がった期間だったと思います。また、クライアント様と協働で課題を解決していく立場でしたので、目的を達成したときの“喜びの共有”体験は、今も大切な指針になっています。
狩野 2社目でのご経験は、佐原社長にとってデザインのおもしろさをさらに知るきっかけになったようですね。そんな佐原社長がデザインをつくるときに心がけていることは何でしょう?
佐原 クライアント様が求めているものと世の中で求められているものをうまくつなぎ合わせることでしょうか。クライアント様が望んでいる表現が、必ずしも世間とマッチするとは限りません。ですので、その中間に立つ者として、幅広いニーズにも応え得るアイデアやデザインをクライアント様と考え一緒に育てていくようにしています。最終的に“三方良し”のデザインが提供できるよう、意識していますね。
狩野 まさに御社は社名の通り、クライアントさんと世間の間に立つ「媒介」者なんですね!
佐原 おっしゃる通りです。もともと弊社名は、商品とそのユーザー様、商品とクライアント様といった具合に、いろいろなヒト・モノ・コトを「媒介」していきたいという思いから命名しているんですよ。
狩野 まさに御社は社名の通り、クライアントさんと世間の間に立つ「媒介」者なんですね!
佐原 おっしゃる通りです。もともと弊社名は、商品とそのユーザー様、商品とクライアント様といった具合に、いろいろなヒト・モノ・コトを「媒介」していきたいという思いから命名しているんですよ。