B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

坪庭から大規模庭園まで 顧客の期待を上回る造園
日経造園株式会社 代表取締役 今西信一

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 造園やエクステリアの施工から植木の剪定、工場の緑化管理、土木工事まで幅広いサービスを手がけておられる京都市の日経造園株式会社さんにお邪魔しています。今西社長は、これまでずっと造園業一筋で歩んでこられたのでしょうか。
 
今西 いえ、もともと私は大手電機メーカーの工場で、テレビ製造に携わっていました。ただ、職場環境に恵まれ過ぎて物足りなさも感じるようになり、次第に造園業に心が向いていったのです。祖父が樹木や盆栽を大切にしているのを見て育ったことや、自然が大好きだったこともあり、造園業を生涯の仕事にしたいと思うようになりました。
 
八木 なるほど、ご自身の原点に立ち返られたというわけですね。それで、前職から一転して、現在の道に進まれたと。
 
今西 はい。造園界の名工と言われた方に弟子入りし、修業しました。そして一通り仕事を覚えた頃、前職の会社から福利厚生の一環として「記念になるものをつくりたい」との企画があり以前の上司から造園業務を任され、京都の円山公園の小型版のような公園をつくりました。自然を組み合わせた階段があり、野外コンサートもできる空間です。
 
八木 それは興味深い! コンサートもできるほどの空間なると、かなり大規模な造園ですよね。
 
glay-s1top.jpg
今西 はい、その仕事が完了したおかげもあって途切れることなく依頼をいただけるようになりましたし、高度経済成長の気運も相まって、海外関連の依頼も入るようになりました。
 
八木 それはすごい。海外関連のお仕事というのも、今西社長の仕事ぶりが信頼されていたからこその依頼だったのでしょうね。このお部屋にも、たくさんの表彰状や感謝状が飾られています。今西社長がこれまでいかに活躍し、実績を積まれてきたのかがよくわかりますよ。
 
今西 海外では、スリランカやロンドンの日本庭園も担当しましたよ。同行した息子たちは喜んでいましたね(笑)。