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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

診察券の扱いがラクに 便利なアプリを開発!
株式会社n's 代表取締役 野路健太郎

 
プロフィール 京都市出身。社会人第一歩として大手家電メーカー系列の材料店に入社し、営業職で活躍。その後、実務経験を増やす目的で税理士事務所に転職。税金や助成金などの仕組みについて学ぶ。2020年1月に独立し、建築のエクステリア関係工事などを請負うn'sを立ち上げ、同年12月に法人化した。現在は建築関係の業務を行うほか、自社開発したアプリ「診察券next」の販売にも注力している。【ホームページ
 
 
 
病院に行くとき、忘れがちな診察券。たくさん持っていると、管理自体がわずらわしい。いつでも簡単に取り出せたらどんなに便利だろうか。そんなニーズに応えるのが、株式会社n's(エヌズ)だ。建築関係の内装外装工事を中心にCADデータ製作・レーザー加工、illustratorによるレイアウト作成などを請負う一方で、自社開発の診察券アプリを販売。開発までの経緯や機能、利便性などについて野路健太郎代表取締役に話を聞いた。
 
 
 

磨いた営業スキルを活かして独立

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 内装外装工事やCADデータの製作、レーザー加工、illustratorでのレイアウト作成などを行っておられる株式会社n'sの野路社長にお話をうかがいます。御社では建築関連の事業だけでなく、モバイルアプリの開発も手がけておられるそうですね?
 
野路 そうなんです。とはいえ、建築に特化したものではなく、現在手がけているのは医療機関とそこに通う患者さんに向けた診察券のアプリなんですよ。
 
八木 それはユニークですね! アプリについて詳しくお聞きする前に、まずはこれまでの歩みからうかがいましょう。
 
野路 私はもともと、大手家電メーカーの系列会社で建材などを扱う営業職をしていました。当時、出会う社長の方々が仕事に勤しむ姿を見て、自分も独立し、得意の営業を強みに勝負してみたいと考えるようになったんです。2020年1月に建築工事とシャワーヘッドの「ミラブル」を販売する事業を立ち上げ、同年12月には株式会社n'sとして法人化も果たしました。