
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
辻村 日本拳法は1932年に創始された関西発祥の武道で、打撃・投げ・寝技とすべての要素を含んだ総合格闘技です。その実戦性の高さから自衛隊の教練にも取り入れられており、面・胴・グローブなどを着用するので安全性が高く、ケガは少ないんですよ。私は、日本拳法の創始者である故・澤山宗海宗家からご指導をいただいた門弟の一人です。自分が宗家から教えていただいたように、月謝無料でこの道場を運営しています。
狩野 無料とは驚きました。辻村代表の日本拳法に懸ける情熱が伝わってきますよ。
辻村 また、当会は黒帯・茶帯の昇段級試験受験者最多クラス道場でして、中高老年道場としても有名です。もちろん若者も多数、障がい者の方もいますし、強い・弱い、年齢や性別、国籍も問わない、つまり“DIVERSITY”ですね。“broken English”でよければ、英語での指導も可能ですよ。そうそう、「成人女子部」があるのも、町道場では当会だけです。当会では、黒帯を取得することで有名校入学や就職・転職を有利に進めており、本人はもとより、親御さんも大喜びです(笑)。
狩野 それはすごい! そうなると、やはり練習は厳しいのでしょうか。それだけがちょっと気になります。

狩野 辻村代表が、日本拳法を通じて最も伝えたいことは何でしょう。
辻村 私の目標は日本拳法を広めることです! 人生は、人に騙されたり、仕事が忙しかったりと、ストレスを感じることも多いですよね。実は私もそうでした。でも、日本拳法の練習をすると無心になれ、心がすっとするんですよ。
狩野 気持ちを空にできる時間は現代人にとって貴重だと思います。心と体を鍛えられる日本拳法は素晴らしい武道ですね。辻村代表のご活躍で、ぜひ、後世につないでください!
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなことを見つけて、無心になれる時間を持つことですね。
(辻村則男)