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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

限界を設けない配送業
従業員の笑顔を大切に

 

従業員が個々に働き方を選べるような会社に

 
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水野 配送業界は未経験であったにもかかわらず、最初から着実に実績を積まれた宮本社長。あらためてこの業界で独立されて、御社をどんな会社にしていきたいとお考えでしょう?
 
宮本 一緒に働く仲間が笑顔でいられるような会社でしょうか。そのためには従業員一人ひとりが自らの考えを押し殺さず、発信できるような雰囲気づくりが大事だと思っているんですよ。前職では考えを聞き入れてもらえない場面もあったので、私がいざ経営者の立場になった際には従業員がそのような思いをすることがないようにと、常々考えていました。「この会社で、この社長のもとで働きたい」と思ってもらえるようになりたいですね。
 
水野 従業員さん一人ひとりが自分の考えを共有していけば、それが会社の発展にもつながりますものね。従業員さん思いの宮本社長、働き方改革においても心がけていることがあるとうかがいましたよ。
 
宮本 ええ。従業員とよく話し合い、案件や勤務時間帯、出勤日数などを調整しています。まず初めに「こんな案件があるよ」と、従業員に案件を提示し、そこから選んでもらうようにしているんですよ。例えばそれが夕方くらいまでかかる案件で、もうひと踏ん張りしたいという人には夜間の案件もお任せしています。一方で、体に負担がかかってきたという従業員に対しては、出勤日数を軽減したり負担のかからない案件を提示したりと、一人ひとりの希望や体の状態に合わせてその都度柔軟に対応するようにしていますね。
 
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水野 会社側の都合でシフトを組むのではなく、従業員さんが働く時間帯や仕事量をある程度カスタマイズできるんだ! 仕事の進め方を従業員さんが調整できる仕組みがあるのは、珍しいと思いますよ。
 
宮本 ありがとうございます。また、当然のことではあるものの、従業員に対するサポートも大切にしています。昨今のコロナ禍による巣ごもり需要で、飲料水など重たい荷物が増えてきまして。そのぶん従業員にかかる負担も増えているので、私も自ら現場に出て荷物を運んでいるんですよ。現場で責任者を務めている弟が従業員の様子を逐一共有してくれるので何かあればすぐにサポートできますし、体調が優れないという場合にはすぐさま休んでもらうようにしています。ちなみに、弊社ではやむを得ず休んでしまったときのぶんのお給料も支給しているんですよ。困ったときに手を差し伸べられる会社でありたいと思っています。
 
 
 
 

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