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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

従業員の幸せも叶える!
固定観念を覆す介護施設

 

認知症予防に期待できるトレーニングを実施

 
山本 介護業界に新風を巻き起こそうとするお二人の情熱が伝わってきました。あらためて、トレーニングハウスRではどのような取り組みを行っているのかお聞きします。
 
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和田由美専務取締役
和田 さまざまな運動機器を用いた身体の運動はもちろん、認知症ケアの視点から“脳の運動”も行うことで、認知症の予防につなげています。運動特化型と掲げていると、身体の運動だけを行っていると思われがちではあるものの、脳のトレーニングにも力を入れているんですよ。
 
関口 身体を動かす運動と脳の運動双方のトレーニングにより、予防の相乗効果を高められるようにしています。私と和田が長らく認知症について学んできた経験と、認知症ケア専門士の資格を持つスタッフの知識を活かし、認知症対策に効果的なリハビリをご提供できるのが当施設の強みではないでしょうか。
 
山本 なるほど。トレーニングという言葉を聞くと、どうも身体を動かすことだけを連想してしまうものの、脳もあらゆる方法を使って鍛えることができますもんね。リハビリの概要をうかがったところで、お二人はトレーニングハウスRを、利用者さんにとってどんな施設にしたいとお考えでしょう?
 
関口 “介護”ではなく“快護”を提供し、介護する側も、される側も快適で心地よい介護をするという思いを持ちながら、安心できる居場所であり続けたいと思います。
 
和田 私も関口と同じ思いです。関口と施設づくりについて共感できる点が多いこともあり、思い描いていた施設になってきていると感じています。
 
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山本 会社を率いる関口社長と和田専務が同じ方向を向いているのは、素敵なことだと思いますよ。ところで、お二人は会社を経営する立場でありながら、現在も現場に出ていらっしゃるとうかがいました。
 
関口 そうなんですよ。やはり利用者様と直接触れ合える現場の仕事は、すごく楽しいですし何にも代えられないやりがいがあります。今後もまだまだ現場に出る“プレイヤー”でいたいですね。
 
山本 関口社長に共感します! 私もイベント会社の代表を務める経営者でありながら、ジャージで現場に行ってスタッフと一緒に作業をすることもあるんですよ(笑)。デスクに座って書類や資料と睨めっこしているだけでなく、現場でスタッフやお客さんの生の声を聞くことも大事ですよね。