B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

店舗の照明や水回りなど
あらゆる設備工事に対応

 

幼い頃から将来は絶対にこの道と決めていた

 
石黒 八巻社長がこの業界に入られたきっかけがあれば教えてください。
 
glay-s1top.jpg
八巻 もともと父親が、設備工事の会社を営んでいたんです。幼少期からそんな父親の働く姿を見て憧れていたので、自分もいつかかっこいい職人になろうと決めていました。ですから、13歳くらいの頃からすでに父親の手伝いを始めて、学生時代からは、家業でアルバイトをしていまして。そうして修業を積んでいき、20代後半で独立することに決めました。2022年現在43歳で、業界歴はかれこれ30年近くになりますね。
 
石黒 30年とはかなりの大ベテランですよ! でも、どうしてお父様の事業を継がずに、自分で新たに会社を立ち上げる道を選ばれたのですか?
 
八巻 父親の会社は一般住宅を対象にした地域密着型で、主に地元の住宅などの工事を請け負っていました。ですが、私はもう少し規模の大きな店舗関係の仕事に興味があったんです。アルバイト時代から内装や照明など何かをつくる仕事がとにかく楽しくて、「どうせやるなら小さいものより大きなものを手がけたい!」という気持ちが、自分を店舗工事に向かわせましたね。
 
石黒 確かに、大手の家電量販店やホームセンターは店内が広いですし、工事のやりがいもまた大きくなりそう。では新たに会社を立ち上げたとなると、新規のお客さんの獲得もゼロからスタートされたわけですか。
 
八巻 おっしゃる通りです。それまでは先ほど申し上げたように住宅専門だったので、お客様のあてもないですし、お金もあまりない。でも、早く店舗の仕事をしたいという思いで、とにかく入ってきた仕事は誠意を込めて、また誇りを持って、完璧に仕上げていきました。すると、そこから次の仕事が入ってくるようになりましてね。依頼主の方が再び仕事をくださったり、ほかのお客様を紹介していただいたりするだけでなく、現場で知り合った業者の方などからも新たな仕事が舞い込んで来るようになったんです。
 
glay-s1top.jpg
石黒 なるほど、八巻社長の努力の成果が報われて、人と人とのつながりでどんどん仕事が増えていったのですね。
 
八巻 最初は営業活動をすることも考えていましたが、おかげさまでほとんど営業もせずにたくさんのお客様と出会うことができました。独立当初は思い切ったチャレンジをし過ぎたかもしれないと考えましたが、結果的にはこれで良かったと思っています。
 
石黒 お父様の背中に憧れてその世界に入り、さらに活躍の場を広げて仕事に邁進されているお姿はとても素敵です。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事