人生の転換期にあえて独立

インタビュアー 水野裕子(タレント)
森住 ええ。学生時代から父が経営していた水道工事会社で、アルバイトをしていました。一度知り合いの会社に就職して経験を積んだのち、再び家業に戻ったものの、間もなく父が亡くなってしまいまして。ちょうどその時期に結婚したこともあり、父の遺志を別のかたちで継ごうと22歳で個人事業主として独立したんです。
水野 人生の転換期に独立されたと。お若い時期の独り立ちとあって不安も少なくなかったはずです。
森住 当時は一緒に事業を立ち上げる仲間もおらず、完全に一人で独立したので大変でした。もちろん現場で人手が足りないときは知り合いに手伝ってもらってはいたものの、きちんとスタッフを雇い始めたのは30歳の頃からです。若かったので多少の無理ができたとはいえ、ハードな日々でしたね。