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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ユニークなカリキュラムで 子どもの自立を支援する
NPO法人トイロ 代表理事 谷川泰仁

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 大阪府吹田市のフリースクール、NPO法人トイロさん。谷川代表は2021年3月まで中学校の国語の先生をされていたそうですね。スクールを立ち上げられたきっかけは何だったのでしょう。
 
谷川 コロナ禍で約3ヶ月間休校した後、不登校の子が急増しました。まったく登校できなくなった生徒がいても、学校の対応は後回しになりがちで・・・。私自身、高校生の時に不登校になった経験があり、放っておけなかったのです。幸いにも私は、19歳の時に近所のたこ焼き店の店長さんに救われました。事情を知って雇ってくださり、それを機に人と接する楽しさも知ったんです。職場の人の勧めで、通信教育も受けました。当時、恩師に「辛い人生経験を後世に伝えていく生き方も良いのでは?」と言われ、教師を目指したんですよ。
 
狩野 まさに人生を変えた出会いだったんですね。明確な理由がなく引きこもってしまう子どももいると聞きますし、谷川代表はその子たちの一番の理解者ですよ。
 
谷川 ありがとうございます。不登校の原因は一律ではないし、ものの考え方も人それぞれ。子どもたちには、自分の“色”を出しつつ、相手との違いを認め合ってほしいと思い、屋号を十色――「トイロ」にしたんです。6月の開校から5ヶ月ほどで、3人の子どもが登校できるようになりました。
 
狩野 素晴らしい成果です! スクールでの指導内容についてもお聞かせください。
 
谷川 国語、算数、数学、英語の学習で、わからない箇所は前の学年に戻って学び直します。考える力を身につけるボードゲーム、プロの講師による演劇教育、筋トレやスポーツ行事などもあるんですよ。通学できないお子さんには、訪問サポートも行います。
 
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狩野 演劇やスポーツ行事もあるとはユニークですね。体を鍛えることでメンタルを強くし、自己表現力やコミュニケーション能力も上げていく狙いでしょうか。
 
谷川 はい。本校のスタッフは、指導のノウハウを持つ元教師や教育の専門家ぞろいで、サポートも万全ですよ。カウンセリングを十分に行い、個別に支援計画表をつくって見直しをしながら進めるので、常に本人の状況に合ったペースで学ぶことができます。
 
狩野 教育のプロに寄り添ってもらえれば安心です。19歳の谷川代表が出会いによって人生を切り開いたように、子どもたちがトイロさんという出会いの場で、自分の道を見つけて羽ばたけるよう、私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事をしていると、自分と違う価値観を持っている人たちと出会う機会が多いので、楽しいですね。教師時代も価値観の違いで生徒に気付かされることが多く、自分の考えが広がったように思います。
(谷川泰仁)
 

:: 企業情報 ::

NPO法人トイロ

〒564-0041 大阪府吹田市泉町1-22-33

ホームページ
https://toiro.or.jp

 
 
 
 

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