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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ユーザー本位の姿勢貫く
新世代の住宅塗装業

 

塗装の楽しさに目覚め技術を磨く

 
タージン 次のお勤め先で技術を磨いたのでしょうか?
 
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上田 はい。少しずつ塗りもやらせてもらえるようになりました。マンションの塗装が多く、いざ始めてみるとすごくおもしろかったですね。
 
タージン いきなり仕事の魅力にはまっていったと?
 
上田 はい。私は塗装作業が大好きで、おもしろさは今でも変わらないです。下積みで苦労はあったものの、マンションや戸建て、内装と満遍なく現場を経験でき、今の仕事を支える土台ができたかなと思います。信頼できる仲間にも恵まれ、そこで生まれたネットワークも、独立後の強みになっていますね。
 
タージン 独立は2019年とうかがっています。前々からいつかは自分で、という思いはあったんでしょうか。
 
上田 そうですね。この道で職人として腕を磨いてきた以上は、独立して自力で稼ぎたい気持ちがありました。
 
タージン 修業時代から独立の意志をもっていらしたんですね。塗装業もまた、仕事の品質が信用を左右する世界だと思います。今の上田代表が特に重視している塗装の工程や段取りなどがあれば教えてください。
 
上田 特別な何かをするというよりは、当たり前のことを当たり前にやることでしょうか。例えば、下地処理などの後で見えなくなる部分も手を抜かずに行うとか、3度塗りを徹底するとかですね。
 
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タージン 見えない場所だからこそ妥協しない。手間のかかる作業もきっちりやることを何より大事にしているわけですね。お客さんとのやり取りについてはどうですか?
 
上田 塗装の材料はそれぞれ値段に差があります。ですから、こちらの利益のためにむやみに高い材料を勧めることはしません。リフォームの際に塗装する場合なら、家の傷み具合などに合わせて材料をご提案するなど、建物の状態に応じた適正なものをお勧めするように心がけています。
 
タージン 素晴らしい! 必要のないものを買わされるのは消費者にとって一番嫌ですからね。上田代表が今おっしゃったような対応はすごくありがたいですよ。材料の話についてさらにうかがいます。塗装の世界もいろいろと進歩しているのでしょうか?
 
上田 年々、新しい塗料がたくさん出ていますね。油断していると知識が追いつかなくなってしまうので、自分でも勉強しますし、ほかの職人さんとも情報交換して、常にお客様へ万全な提案ができるよう心がけています。