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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

空き家リノベーションで 地域活性化に貢献する
株式会社創健/千葉空き家相談センター 代表取締役 上村健司

 
プロフィール 千葉県勝浦市出身。祖父も父も左官職人という環境で、幼少期から職人道具に触れて育つ。社会人となってからは、職人として技術を磨きながら、職人間の連携を活かしてリフォーム業を拡大し、不動産・建築会社として成長させた。現在は、地域活性化を大きな目標に掲げ、空き家のリノベーションに注力。千葉の空き家の管理に困る人へ必要なサービスを届ける「千葉空き家相談センター」も開設した。【ホームページ
 
 
 
日本の空き家は増加の一途を辿り、国の統計によると、その数は2021年現在840万戸を超えている。この社会問題を「空き家のリノベーション」という切り口で解決せんと奮闘するのが株式会社創健の上村健司代表取締役だ。上村社長の活動の根底にあるのは「地域を活性化したい」という思いに他ならない。今回は、実際に築40年の住宅をリノベーションして完成したモデルルームにて、リノベーションの魅力や活動への思いをうかがった。
 
 
 

築40年の古家が新築のような美しさに変身

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 株式会社創健さんは、千葉県茂原市を拠点に不動産売買や空き家管理、住宅のリノベーションなどを行っておられるそうですね。実は私、YouTubeでお部屋をリノベーションする動画を見るのが趣味で、今日はとても楽しみにしてきたんです! こちらのモデルルームは、すごく素敵ですし、新しいですね。ここも上村社長が施工なさったのですか?
 
上村 そうです。中古物件の骨格だけ残してゼロからつくり直しました。実は築40年を過ぎている建物なんですよ(笑)。
 
水野 えっ! 信じられない! 和室もキッチンもモダンでおしゃれだし、間取りも今風で広いですよ。
 
上村 実際に来店されたお客様もやはり驚かれますね。リノベの特徴は自由な設計ができる点なんです。
 
水野 バスルームもきれいだし、冷たく感じなくて滑らない、最新の床ですよね。完全に新築だと思いました(笑)。これが築40年って、まだ信じられません! リビングも広いしピカピカじゃないですか! しかもコンセントの数が8ヶ所くらいありますね。昔の家はだいたい1〜2ヶ所しかありませんよ(笑)。
 
上村 弊社のリノベはただきれいにするだけでなく、今の生活スタイルに合わせ細やかな配慮を行うことも大切にしているんですよ。