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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若者の起業と社会貢献を
多様な店舗運営で実現

 

どんな条件でも働く意欲を持つ人と共に成長を

 
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八木 たい焼き甘味処「おめでたい」を始めた経緯も知りたいですね。
 
野寄 スタッフの一人が起業することになり、私も一緒に物件を探していたときに、立地条件が素晴らしいこの店舗に巡り合ったんです。近くにホテルが多く、インバウンドのニーズが高かったため、日本らしさがあって、なおかつおもしろい食べ物を販売しようと考えました。
 
八木 そこでもやはり、「おもしろい」がキーワードになったわけですね。
 
野寄 食のレベルが高い日本で、おいしい料理を食べることは簡単です。でも、楽しいものや旅の記念になるような、おいしいのは当たり前として、さらに素敵な思い出も提供したかった。また、海外の方に日本文化を紹介できるような場所にしたいとも考えました。ですので、甲冑を着て写真撮影する体験遊びなども紹介しているんですよ。
 
八木 確かに、本日の野寄社長も和服を着ていらっしゃいます。海外の人は喜ぶでしょうね。
 
野寄 あと、たい焼きにした理由の一つに、障がい者や外国人といった、一般には雇用の条件が厳しいとされる人たちも活躍できる場をつくりたかったというのもあります。例えば、ガスによる調理の場合は焼き加減などを職人的な感覚で判断しなければいけません。一方、電気式にすればたい焼きは温度と時間を設定するだけできちんと焼き上がるので、工程さえきちんと守れば、長い研修は不要で即戦力となります。
 
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八木 職人や調理師でなくてもクオリティの高い料理を提供できるわけなのか。マニュアル化できる調理システムだから、どんな方でも積極的に雇用できるんですね。
 
野寄 その通りです。もちろん、お出しする商品へのこだわりも忘れていませんよ。例えば、「じゃぱん」で竹炭パンが好評だったので、そのノウハウを応用して竹炭を用いた真っ黒のユニークなたい焼きを開発しました。
 
八木 事業の垣根を越えて、相乗効果を生み出していますね。ハンディキャップを持つ方の雇用にも、相乗効果があるのではないですか?
 
野寄 私が学ぶところも多く、まだまだ成長していかなければならないと決意が新たになりますね。また、実際に働いている方々には、ここで自信や力を蓄えていただきたいと思っています。今後も雇用者と労働者という関係ではなく、共に成長し合える関係でありたいですね。