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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

あらゆる工事を手がける 建設業の“便利屋”
株式会社ハイエストワークス 代表取締役 細谷和慎

 
プロフィール (ほそや かずのり)神奈川県藤沢市出身。16歳で建設業界に入り、独立までに4社で勤務。現在の職種で最初に入社した会社では主に塗装を手がけ、次に勤めた会社では公共工事などを経験しながら、構造や施工に関するノウハウを身に付けた。2014年、防水工事施工業者として独立。起業前に培った知識や技術をもとに事業を拡大し、現在はマンションの大規模修繕工事などを足場敷設から請け負っている。【ホームページ
 
 
 
マンションの近くを通るたびに、「外壁が剥がれてくるかも」といった恐れを抱く人は少ないだろう。私たちにとって建物の安全は、それほど当然のこと。しかし、その当たり前は、誰かの手によって守られている。その一人が株式会社ハイエストワークスの細谷和慎代表取締役だ。足場施工から対応可能な高い技術力と、どんな工事でも妥協を許さない職人の誇りを胸に、数々の大規模改修工事や防水・塗装工事を手がけている。
 
 
 

建設全般に精通する大規模修繕の施工会社

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 神奈川県茅ヶ崎市に拠点を置き、建物の大規模修繕工事などを手がける株式会社ハイエストワークスさん。御社は設立当初、防水工事会社としてスタートしたとうかがっています。さっそく、細谷社長のご経歴からお聞かせください。
 
細谷 はい。私は16歳で建設業界に入り、2014年に独立しました。現在の職種で最初に勤めたところは職人気質な性質の会社で、メインの塗装業以外にもさまざまな工事をどんどん受注する会社でしたね。反対に、次に入社したところは他業種出身の社長のもと、効率良く仕事を進める会社でした。公共工事のノウハウもそちらで身に付けたんですよ。
 
名高 細谷社長はまったくタイプの異なる会社でキャリアを積まれた、たたき上げの職人さんなんですね。
 
細谷 塗装や防水など、建設に関わることをひと通り経験でき、こうして起業できるくらいの職人に育てていただきました。特に、構造や施工のノウハウを習得できたことは、私が防水工事の看板を掲げて独立するきっかけにもなったんですよ。雨漏りの修繕でも、建物の構造や施工のハウツーがわかっていないと、他の箇所を傷めてしまう可能性がありますからね。
 
名高 確かに、雨漏り修繕をするにしても天井を剥がしたりまた戻したりなど、水が漏れ込んでくる箇所をふさいで終わりというわけにもいかないですもんね。