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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

美しく長持ちする!
職人親子の塗装会社

 

ペンキまみれの父に憧れて

 
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瑛次氏
西岡 息子さんの一言でスイッチが入ったわけですね。確かにそれは嬉しいだろうなぁ。息子が父親と一緒に働きたいと言い出すなんて、なかなかないことだと思いますよ。
 
笹木(弘) 親からしたら大手企業にでも就職してくれたら安心だったんですけどね(笑)。でもその一方で、私が塗装という仕事で家族を支えてきた、その背中を見てきてくれたのかなと思うと、やっぱり嬉しくて仕方ないですよ。
 
西岡 まさに背中を見て、憧れてくれていたんでしょう。瑛次さんにもそのあたり聞いてみましょうか。どういった思いがあって、お父様と同じ道を選んだのですか?
 
笹木(瑛) 高校生の時に、アルバイトとして何回か現場に出たことがあったんです。卒業後の進路で悩んでいたタイミングでまた現場に出て、「この道も悪くないな」と思ったのがきっかけでしたね。塗装の仕事自体が楽しかったのもありますし、やっぱり父がこれまで一生懸命家族のために働いてきた姿を見て、自分もこうありたいと思ったのも大きいです。
 
西岡 すごい! 本当に親子関係が良好なんだろうなというのが伝わってきます。
 
笹木(弘) ありがとうございます。私は難病を抱えていて、入院したこともあるんです。心が折れそうになった時も、息子のおかげで前を向くことができました。感謝してもしきれませんね。
 
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妥協のない、美しい仕事を心がけている
西岡 瑛次さんを迎え入れ、倉敷建装となったことで、笹木代表の仕事の取り組み方が変わった部分はありますか?
 
笹木(弘) まず真っ先に手をつけたのは、ホームページの作成です。今はネットの時代ですから、お客様が「倉敷建装」と検索した時に、きちんとしたホームページがあったほうが、信頼度が増すと思ったためです。あと、これまで下請け仕事で事業を運営してきたのを、元請けメインにスライドしてきました。その分、プレッシャーも大きくなりましたが、やりがいも倍以上になったと感じています。
 
西岡 ルーティンワークにマンネリさを感じながら働いていた頃とは、だいぶモチベーションも変わったわけですね。