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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

複数業界での人材活用で
はたらく喜びを想造する

 

勤務先をMBO。30歳で独立

 
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水野 中学生時代から温めていた「経営者になる」という夢を実現するまで、渡辺社長がどのような道を歩んでこられたのか、詳しくお聞きしたいです!
 
渡辺 大学在学中に契約社員として働いていたプラスアルファに卒業後そのまま就職し、営業職として働いていました。約5年で取締役に就任し、会社や自分の将来について考える機会が増え、30歳のときに独立したんです。
 
水野 あれ? お勤めだった前社の社名が、御社と同じですね?
 
渡辺 実は現在の会長と私、常務の3人でオーナーにかけ合い、マネジメント・バイアウト――いわゆるMBOという形で独立したんですよ。その当時に勤めていたメンバーもそのまま残ってくれたのはありがたかったです。
 
水野 MBOということは、社員として入社した会社の株式を全取得したわけですよね。それは珍しい独立の方法じゃないですか。
 
渡辺 先例がなく、独立後も手探り状態でしたね(笑)。資金繰りのために2年間で100社近くの金融機関を回りましたよ。また、独立したのが2008年8月で、その年の12月にはリーマンショックが、さらに2011年には東日本大震災、そして2020年にはコロナ禍と、100年に1度、1000年に1度の未曽有の事態が、ここ10年で3度も起きてしまいました。
 
水野 かなり波乱万丈ですね。苦労が連続する中、それでも経営を続けてこられた理由は何かあるのでしょうか。
 
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渡辺 私自身が、あまり苦労とは捉えていないからかもしれません(笑)。私からすると、何もかも、一番大事な仲間と共に働くという夢を実現するためにやっていることですからね。「やらなきゃ」より「やりたい」という気持ちで行動するからどんなことでも大変だとは感じませんし、何より成果が出たときの達成感をメンバー全員で共有できることが嬉しいんです。現在もグループ全体で約250名のメンバーが働いていても、みんなとの距離は近いですよ。社長専用室もつくっていませんし(笑)。
 
水野 メンバーの皆さんと、密にコミュニケーションを取られているんですね。その際に心がけていることはありますか?
 
渡辺 今はコロナ禍で機会が減ったものの、以前は週の半分は誰かしらと食事や飲みに行くようにしていました。ちなみに、2人で食事するときは必ずカウンターに座るようにしているんです。同じ目線、同じ方向を見て話すことで、距離が縮まりますよ。