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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

複数業界での人材活用で はたらく喜びを想造する
株式会社プラスアルファ/マックスアルファ株式会社 取締役社長 代表取締役社長 渡辺真人

 
プロフィール 東京都出身。学歴重視の世の中に疑問を抱き、仲間と共に楽しく働ける環境をつくろうと経営者を目指す。大学在学中に契約社員として働いた人材会社、(株)プラスアルファに就職。2008年に同社をMBOという形で取得し、専務取締役に就任した。2015年からは取締役社長として、100年以上続く企業を目標に経営手腕を発揮している。グループ会社であるマックスアルファ(株)の代表取締役社長も兼任。【ホームページ
 
 
 
「気心の知れた仲間と楽しく働ける環境をつくりたい」と、周囲を思う気持ちから経営者を志した株式会社プラスアルファ取締役社長・渡辺真人氏。社長専用室を設けず社員とフラットな関係を構築し、「250名の社員の1日2000時間をいかにマネジメントするか」という俯瞰の目による経営を大事にしている。人材サービス会社の代表として、働くことをどう考えているのか。グループ会社・マックスアルファ株式会社の代表取締役社長としても活躍する渡辺社長の仕事観に深く迫った。
 
 
 

下町で育ち、中学3年で経営者を志す

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 株式会社プラスアルファさんは総合人材サービス業を手がけるグループ企業だそうですね。
 
渡辺 はい。人材派遣・人材紹介を中心に、介護資格学校事業や新卒採用支援事業、セールスプロモーション事業、運営改善並びに経費削減コンサルティング事業、外食事業、外国人材事業など、幅広くビジネス展開しています。当グループでは、“傍(はた)”、つまり周りの人を“楽”にする行為を“はたらく”と定義しているんです。この想いを形にしていくことを“想造”と表現し、「はたらく喜びを想造する。」という理念を掲げています。
 
水野 グループとしての姿勢が強く伝わる素敵な理念ですね。渡辺社長の人柄にも興味が湧きます。
 
渡辺 私はもともと、経営者になることを目標にしてきました。初めてこのビジョンを意識したのは中学3年のときですね。
 
水野 そんなに早くに!?
 
渡辺 小学生の頃は、学校の先生が夢だったんですけどね(笑)。私は東京都足立区の下町に生まれ育ち、その中で「学歴や家庭環境に関わらず、気の知れた仲間同士で働けたらいいな」と漠然と考えるようになったんです。その環境を実現するには自分で会社をつくるしかないと思ったのが、経営者になろうと考えたきっかけでした。