
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
山口 地域の皆様に気軽に来ていただけるよう、アットホームな佇まいを重視しました。社名も暖を求めてたき火に人が集まるように、弊社も皆様の拠りどころになりたいという思いを込めて付けたんです。老若男女誰もが集える居場所をつくるべく、商店街などと提携し、さまざまな交流ができるコミュニティサロンも運営しています。
石黒 それは楽しそう! 御社は雰囲気だけでなく、事業も通常の不動産会社とは一線を画していますね。山口社長が独立されたきっかけは何だったのでしょう。
山口 大学を卒業して以降不動産業界一筋で勤めてきた中、身寄りのないご高齢の方や、さまざまな事情で保証人を立てられず困っている方を数多く見てきました。そのような方々に対する業界の対応は決していいとは言えませんでしたし、私が何とか支えになりたいと思い、弊社を立ち上げたんです。現在は家を借りるのが困難な方々に対するサポートを強化しているところです。

山口 外国人の方やLGBTQの方など、業界の理解不足のために入居を断られてしまう方はいまだに少なくありません。弊社がお手伝いすることにより、ご理解を得られることもあると思うので、今後もたき火のように困っている方々が集まれる場所であり続け、そこから、地域の協力の輪を広げていきたいと思っています。
石黒 「困っている人の力になりたい」という思いを持っていても、実際に行動できる人は案外少ないものです。自らの経験を活かして事業に邁進する山口社長からは、まさにたき火のように熱い信念を感じます。今後も地域の皆さんに寄り添ってあげてくださいね。
「仕事を楽しむ」とは‥
あまり先のことをむやみに不安がらず、とにかく“今”に熱中して、何でもチャレンジすることですね。
(山口凌)