
インタビュアー タージン(タレント)
河井 その通りです。私は何よりも車が好きで、幼い頃から車に携わる職に就くのが夢でした。そこで大手の買い取り店で5年間修業し、2016年に独立したんです。当初は買い取り専門で行っていたものの、2018年、新たに高槻に店舗を構えるにあたり、販売にも注力していくことを決めました。現在は年間300台以上の買い取り、販売を手がけています。
タージン まさに車一筋のご経歴です! ところで、drybearという屋号は車屋さんでは珍しいと感じました。名前の由来を教えてください。
河井 私のフルネームは“かわい たくま”です。それで「乾いたクマ」を英語に言い換えたんですよ(笑)。
タージン それはおもしろい! 洒落てますなぁ(笑)。店前にはゴージャスなロールスロイスなど、素敵な車ばかりでこだわりが伝わってきます。ただ最近は、若者の車離れが進んでいると聞きます。私たちの若い頃のように「あの車に乗りたい!」という思いで免許を取ったり、お金を貯めたりする方は少ないのでしょうか。
河井 ええ。今はこだわって改造する方も少ないですし、ノーマルな車でないとなかなか大手では買い取ってもらえないのが現状です。そして最近の若い方は、「憧れの車」より実用性の高いファミリーカーを求める方が増えてきている傾向にありますね。スポーツカーやカスタムされた車に乗られる方はもちろんのこと、その中でも道具としてだけではなく趣味として車を大事にされる方の応援をしたいですね。

河井 はい。現在は個性的な車にカスタムするオーナー様が以前より減ってきてはいるものの、だからこそ私はそういったお客様の車への思い入れを大事にしたいと考えています。ですから、大手では買い取ってもらうのが難しいカスタマイズ車も積極的に査定の対象にしています。最近はツイッターやインスタグラムなどSNS経由で、日本全国の方から査定のご相談をいただくケースも増えています。