長い歴史を持ちながら新たな挑戦を続ける

インタビュアー 鎮西寿々歌(タレント)
田畑 先祖が三富開拓に入植したのが江戸時代の元禄7年、1694年頃と伝わっていますから、およそ320年前ですね。初代から数えて私が10代目の当主となります。お茶の生産を始めたのは今から100年ほど前の1910年頃で、1933年には製茶工場を開設し、機械による製茶を開始しました。その後、1973年に小売り用の店舗も開店し、現在に至るまで自園自製自販を行っています。
鎮西 伝統ある老舗なんですね。先ほどホームページを拝見したところ、ユニークな商品がたくさんあって、とてもクリエイティブな印象を受けました。
田畑 私はこの業界に新しいムーブメントを起こすために、どんどん新しいことに挑戦していきたいんです。いわば、既成概念を壊すのが好きなんですよ(笑)。長い歴史がある茶産業の中で、伝統はもちろん大切ではあるものの、既存のお茶のイメージを打ち破ることで、まだ新しい発見はいくらでもあると考えています。
鎮西 チャレンジ精神にあふれていますね。田畑社長がどのような取り組みを行っているのか、詳しく聞いていきたいと思います。